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15

消えちゃうよ

♥

525

2020年01月01日

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充希

はいはいどもども!

充希

今回は!

充希

なんと!ななんと!なななんと!なななななんと!なななんと!ななんと!

充希

あの!蓮華咲く さんの!

充希

タイトルコンテストに!

充希

参加させていただきましたーーー!

充希

俺は③の「消えちゃうよ」を書きます!

充希

それでは!本編!START!

消えちゃうよ

ぷすsiten

ぷす『ふわぁ』

只今の時刻、深夜3時

ぷす『ねむぅ……』

喉カラカラだしお茶でも飲むか

トコトコトコトコ

こぽぽぽぽぽぽぽぽぽ(お茶入れてる)

ぷす『あれ?』

ぷす『花…?』

ぷす『これ、勿忘草?』

なんでこんなとこにあるんだろ……

ぷす『ま、いっか』

ぷす『早くお茶飲んでもっかい寝よ』

ぷす『ん、ふわぁ』

昨日変な時間に起きたせいであんま寝れんかった…

にしても……

ぷす『昨日の勿忘草、なんだったんだろ』

ボクがそう思ったことを言った刹那、

自分の身体から勿忘草が出てきていたことに気づいた

ぷす『え、は?なんで?!』

ぷす『…………』

ぷす『なんかの病気、かなぁ』

ぷす『奇病の一種……』

だとしたら病院は宛にならない

ぷす『先にネットで調べておくか…』

身体から花が出てくる 病気|

お、出てきた

え〜っとぉ?

ぷす『花草病……?』

花草病 身体から花が出てくる病気 正しくは「身体が花として欠けていく病気」 この病気は奇病の一種で、口から花が出てくる花吐き病とは違い、 身体が花になっていく病気です。 最終的に一週間後の零時、花として風のように散っていきます。 出てくる花にはひとつひとつ意味があり、 その花の意味、花言葉が散っていくあなたの思いです。 この病気には治し方がなく、ただ花として散って終わりです。

ぷす『う、そ………』

ボク、死んじゃうの?

一週間後死ぬの?

こわい…

こわいコワイ怖い恐い

でも、せめて、しゃけみーとすたんがんには、

ぷす『隠し通さなきゃなぁ……』

一週間後、その日はボクの誕生日、

ぷす『はっw生まれた日に死ぬとかw』

ぷす『残り一週間の命、有意義に使うか』

11時

ぷす『はぁ〜』

ぷす『涼しい〜』

ぷす『ちょっと暑くなってきたからなぁ、扇風機ちょうどいいな〜』

ピーンポーンピピピピピーピーピピーンポーピーピーピーンポーン

ぷす『インターホン連打とか絶対しゃけみーとすたんがんw』

トットットットットッ

ガチャ

すたんがん『よー!ぷす!』

しゃけみー『遊びに来たぜー!』

ぷす『インターホンの連打やめろやww』

すたんがん『いやー寝てると思ってw』

ぷす『今何時だと思ってんの?w』

しゃけみー『11時ww』

すたんがん『てか中入っていい?w』

ぷす『ま、いいけどさぁw』

しゃけんがん『お邪魔しまーす!』

ぷす『邪魔するなら帰ってー』

しゃけんがん『はいよー』

しゃけんがん『ってなんでやねん!』

しゃけぷすたん『www』

すたんがん『確かこれ我々ださんが教えてくれたんだっけw』

ぷす『そw』

ぷす『ま、もっと細かく言えば』

ぷす『ボクの友達のユッカくんからころんくんへ、』

ぷす『そこから実況仲間のらっだぁさん達へ、』

ぷす『で、らっだぁさん達から我々ださんと言うw』

しゃけみー『やばw』

すたんがん『長いなぁw』

ぷす『てか結局玄関で話してるというw』

しゃけんがん『wwwww』

ぷす『ほら、入るなら入れw』

しゃけんがん『うーっすw』

しゃけみー『あ、そうそうぷす〜』

ぷす『ん?なぁにぃ?』

しゃけみー『俺とすたんちゃん一週間ぷすん家に泊まるから!』

すたんがん『こっちで勝手に決めたけど大丈夫?』

ぷす『お泊まり?』

断らなきゃ

しゃけみー『そ!』

いけないのに

すたんがん『OK?』

なんで

ぷす『うん、別にいーよー』

なんて

すたんがん『ほんと?』

ぷす『ほんとほんと!』

言っちゃうんだろ……

そこから頑張って隠した

もちろんバレそうになった時もあった

勿忘草が台所やリビング、風呂場にさえ落ちてたから

「ぷすーこの花なに?」

こんなようなことを問われる度に

「あ、あぁ!いや別に知り合いに貰ったんだ!こんなとこに落ちてたのかぁ!」

って風に誤魔化してきた

でもそれも今日で終わりなんだ

あの日から、今日で一週間

はぁ、なんで花草病にかかったんだろ

しゃけみー『ぷ、ぷす?』

ぷす『な、なに?』

すたんがん『ぷす、身体から、花が……』

ぷす『っ!』

しまった!

油断してた……!

でももう二人に勿忘草が身体から出てきたところを見られたし…

仕方ない、二人に話すか

あの後、ボクは花草病病のことを話した

しゃけみーもすたんがんも、驚いてた

二人とも何も喋らなくなって、ボクも中々喋れなくなった

しばらく続いた沈黙を破ったのはすたんがんだ

すたんがん『ねぇ、ぷす、』

ぷす『………なに?』

すたんがん『ぷすは、ほんとにそれで良かったの?』

すたんがんのそうボクに聞いた時、ずっと黙ってたしゃけみーが口を開いた

しゃけみー『ずっと、俺たちに黙って、隠し通して、』

しゃけみー『悔いは、ないの?怖く、ないの?』

ぷす『…まだ、やりたいこと、いっぱいあった……』

ぷす『今、すっごく怖い』

ぷす『でも、ボクは覚悟を決めたから』

ぷす『確かにボクは消えちゃうよ』

ぷす『でもまだ来世がある』

ぷす『長話になっちゃったね』

ぷす『もう零時』

ぷす『でも、どうかボクのことを─────』

すたんがんsiten

ぷす『もう零時』

ぷす『でも、どうかボクのことを─────』

そう言いかけた時、

ぷすが、花になって消えた

しゃけみー『ぷ、す?』

しゃけみー『う、そ………』

しゃけみー『消えた、ぷすが、花になって消えた…』

しゃけみー『あ''……ぅゔあ''ぁぁぁあぁ!』

しゃけみーはそう声を枯らして泣く

俺は、声を殺して泣くことしかできない

夢だ、夢だと思っても、

花の上にぷすの来ていた服があることが現実を思い知らせる

どれだけ現実逃避をしたって、

現実は残酷で、

ぷすはもうこの世にはいなくて、

そんなことばかりが頭を巡る

しゃけみーは未だに泣いている

そんな泣き声に掻き消されるくらいの小声で、

すたんがん『ごめん……ごめんね、ぷす……』

と、そう呟いた

しゃけみーsiten

ぷすが花になって散った日から5日、

俺もすたんちゃんも復活した

復活して、俺は気になったことがあったから

すたんちゃんと一緒に調べ物をしていた

それは、あの花の花言葉

勿忘草 花言葉|

あの花の花言葉を見た瞬間

俺たちは消えていったぷすの思いを知った

しゃけみー『遠回しな伝え方だなぁ………((ボソッ…』

勿忘草(ワスレナグサ)の花言葉は

「私を忘れないで」

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