Colo
ん、あれぇ?
Sato
おはよ、青柳。
いつの間にか寝てしまったみたいだ。
Colo
ごめん、帰らないと。
Colo
学校遅刻しちゃう。
Sato
んぇ?帰るの?
桃山くんはニヤニヤしながら僕に鏡を向ける。
Colo
ぇ…ねぇ!
僕の顔や首、よくみれば身体中にキスマークがついていた。
Colo
酷いよ。
Sato
青柳が可愛いのが悪いの。
Colo
…だからってこんなに。
こんな状態じゃ、家にも帰れない。
Colo
ッ、もう嫌い!
Sato
俺は好き
Colo
…ッべ、べぇー!だぁ!
Sato
うんうん。可愛いね。
Colo
もう!
何にしても家に帰らないと心配される。
Colo
化粧品貸して!濃く塗れば隠れるかも。
Sato
化粧できるんだな。
Colo
うん、練習したの!
桃山くんのために。。。
Colo
ねぇ、桃山くん
Sato
ん?
Colo
め、命令して?
Sato
はぁ?なに言って…
僕の目からは涙が滴り落ちる。
行為にまで及んだ関係。
僕はこの先何を目指して生きればいいの?
Sato
命令か、…
Sato
なんでもいいのか?
Colo
うん。
Sato
…そうだなぁ、
桃山くんは少し考えてから、
Sato
健康に生きてくれ。
Colo
…ッ
Colo
わかったよ。