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......ヤンデレは怖い..
おおぉ、好きです←
作者天宮
作者天宮
作者天宮
作者天宮
鼎 希
井杉 小夜
鼎 希
井杉 小夜
私は、クラスメートの小木星太という男子が大嫌いだった。 うるさいし、成績で自慢してくるし。 でもそいつとは、幼馴染という関係なのだ。本当に嫌だ。
小木 星太
鼎 希
小木 星太
鼎 希
このような口論を、毎朝繰り広げているのだ。
キーンコーンカーンコーン
井杉 小夜
小木 星太
井杉 小夜
鼎 希
そう、今日は席替えの日。運命の日だ。 高校生活がスタートしてから、初めての。どうか、小木と近くにはなりませんように…………!
……と、思っていたのに。
小木 星太
鼎 希
鼎 希
神様、私は何か非業を成し遂げたのでしょうか? 小夜とはめっちゃ離れて、代わりに小木と近くになった。
詳しく言うと、私は一番窓側の列の一番後ろ。 こいつは、私の一個前。
鼎 希
小木 星太
鼎 希
小木 星太
先生
渋々座ったが…納得いかない…! 頼むから一か月、早く過ぎてくれ。
昼休み、私は小夜とご飯を食べ終わった後に、スケッチブックを開いた。 将来の夢であるキャラクターデザイナーのために、日々いろんなキャラクターを描いているのだ。
小木 星太
鼎 希
小木 星太
鼎 希
小木はシャーペンを取り出し、私のキャラの上にメッセージを書いた。
パンダイメージ?
鼎 希
返事を言おうとしたが、返事を上に付け加える式で書いた。
やめろ厨二病 ↓ まぁな。俺の目にかかればすぐに分かる事だぜ ↓ そりゃどうも。 ↓ 可愛いなw ↓ そうだけど、どう? ↓ パンダイメージ?
鼎 希
いつまで続くんだ。これ。
まぁ、昨日小夜に話してたもんなw ↓ やめろ厨二病
鼎 希
鼎 希
えー良いじゃん(´・ω・`) ↓ 何でそんな事するん? ↓ ん?聞いてたけど。扉の前で。 ↓ 何で屋上での会話知ってんの? ↓ まぁ、昨日小夜に話してたもんなw
鼎 希
嫌な予感がしたが、構わず書き続ける。
尾行してた。 ↓ 何で垢知ってんの!?小夜にしか言ってないのに? ↓ それと、昨日はTollerの投稿しなかったのかよ。 「凪沙@このりす。」さん。 ↓ それ盗聴だぞ? ↓ えー良いじゃん(´・ω・`)
鼎 希
冷や汗が出てくる。
だってお前の事は全部知りたいし。 ↓ そういう問題じゃねぇよ!! ↓ 嫌だ。幼馴染だし良いだろ? ↓ そういうの気持ち悪いからやめろ? ↓ 尾行してた。
鼎 希
俺が、希の事をこの世の誰よりも一番愛しているから。 ↓ 何で? ↓ だってお前の事は全部知りたいし。
鼎 希
小木 星太
私はハッとした。その声は、アイツのいつもの声じゃない。 これが妖艶と言うものなのだろうか、色々と含んでいる声だった。 いや、声どころではなくて雰囲気全てがだ。
鼎 希
こいつ、言うところの「ヤンデレ」?
鼎 希
嘘だろ。 改めて思う…。
早く、この一か月過ぎてくれ。 というか、早く卒業してえ。
まさか、こいつがこの難関高校について来たのもそういう理由だったのかよ。
鼎 希
ただ、天を仰ぐことしか出来なかった。
作者天宮
作者天宮