私の妻は人付き合いが苦手だ
私の仕事の都合で、急に引っ越すことになった
住み慣れた土地と親しくなったご近所さんとの別れや
新しい土地での生活
そして、新しいご近所さんとの人付き合い等で
妻は精神的に病んでいた
夫
ただいま
妻
おかえりなさい…
妻
私、もう寝るわ
妻
明日も朝早いんでしょ
妻
ご飯作ったから、早く食べて寝て下さいね…
夫
ありがとう
こんな生活が何日か続た
だが、ある時から妻の様子が変わった
急に元気になったのだ
口数も増え、妻の顔から笑顔が戻った
妻
おかえりなさい
妻
今日はあなたの好きなシチューを作ってみたの
妻
お肉もたくさん入ってるから、好きなだけ食べてね!
夫
ありがとう!
夫
うん、凄く美味しい
夫
このお肉最高だな
夫
なんのお肉なんだ?
妻
うふふ、内緒よ
だが、なぜか食卓には毎日のように肉料理が並ぶようになった
なんのお肉を使っているのかのも教えてくれなかった
そして、事件は起きた
夫
それじゃあ、行ってくるよ
妻
今日の帰宅は何時頃になりそう?
夫
8時頃だと思うよ
妻
分かったわ
妻
美味しいお料理を作って待ってるわね
妻
それと、このゴミ袋なんだけど
妻
代わりに捨てに行って貰えるかしら?
夫
分かった
妻
ありがとう
妻
いってらっしゃい!
夫
このゴミ袋、意外と重いな
夫
しかも黒い袋に入れるとか
夫
何を捨てるんだ?
夫
ちょっとぐらい見ても大丈夫だよな
夫
ひっ…
夫
な…なんだ…これ…
黒い袋に入っていたのは、バラバラに切られた人の死体だった
それも見たことある顔だ
その時後ろから声がした
妻
見てしまったのね…
夫
……
妻
無理もないわ
妻
あんな黒いゴミ袋に入ってるだもの
妻
誰だって疑問におもうわ
夫
これは自分でやったのか?
妻
えぇ
妻
あなただって疑問に思ったでしょ
妻
あんなに精神的に病んでいた私が急に元気になった事
妻
そして、どうして食卓にお肉料理しか並ばなくなったのか
妻
それはね、私がご近所さんを殺して、美味しく調理したお肉をあなたに食べされていたからよ
妻
けど、あなた最近全然食べてくれないから残っちゃうのよ
妻
だから仕方なく、その黒い袋に入れて捨てようと思ってたんだけど
妻
やっぱり自分で捨てるべきだったわね
それから妻は警察に捕まった
妻は警察に計5人のご近所さんを殺したということを話したらしい
5人の人肉を食べていたとは、恐ろしい事だ…