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テラーノベル(Teller Novel)

あの日から、壊された。 全て、何もかも。

狂いだしたのは少し前、 新しいマネが来てからだ。

澤村

練習を始める前に1つ、話がある。

日向

(なんだろ……試合の知らせ、とか?)

ユナ

初めまして!

ユナ

バレー部のマネージャーになりました!

ユナ

ユナと申します!

田中

っしゃ!! 新しいマネージャー!

柔らかい表情をしてるように見えたけど、 目が若干、怯えてる気がする。

何か、強制されてるような、 気のせい……かな。

清水

私は3年の清水。よろしくね、ユナちゃん。

ユナ

はひっ! よろしくお願いします!

清水

…なんとなく、ちかちゃんに似てるかも?

谷地

そうなんですか?

谷地

あっ! 私、1年の谷地です!

ユナ

うん! よろしくね!

気の所為……だな! 多分、緊張が顔に出てたんだろう。

澤村

で、新しいマネが来ても変わらず練習するからな!

日向

はい!

日向

ふぅ………ちょっと休憩。

日向

(それと、月島に新しいマネ、どう思ったか聞いてみるか!)

日向

なぁ月島。

日向

新しく入ったマネージャー、どう思う?

月島

どう思う……って?

日向

いや、なんか……事情がありそうなんだよな…

月島

単細胞の勘違いじゃない?

日向

単細胞は余計なんですけど〜??

日向

まぁ……勘違い、かもな!

日向

変な事聞いて悪かったな!

月島

うん、反省して?

ユナ

……………

清水

ん? どうしたのユナちゃん?

ユナ

あっ! なんでもないです!

確か…及川さんに言われた人って、 あのオレンジ髪の子…よね?

まぁ、あの子を陥れるだけで 付き合えるとか、チョロw

ユナ

(勝ち馬乗せてもらって、あざマース!)

私が来た時の反応、 手当たりは良かったと思う。

だから適当に泣いたらいけるでしょ!

本当に、男って単純。 泣いてる女いたらすぐ、 味方になるんだから。

澤村

今日の練習はこれで終わる!

澤村

各自、最終下校には間に合うように!

ユナ

(さて、早速行動しますか!)

ユナ

(早く及川さんと付き合いたいし〜)

ユナ

ねぇ、日向くん…よね?

日向

ユナさん…? どうしたの?

日向

とゆうか、なんで俺の名前を知ってるの?

ユナ

えっとね……………
(やべ、完全にこの事頭から飛んでた!)

ユナ

あのさ…ネットの片付け、教えて貰っていい?
(まぁいいや! 押し通そ。)

日向

いいけど…俺、下手だよ?

日向

多分、菅さんとか、旭さんの方がいいと思う!

ユナ

先輩に声かけるの怖いし…いいの! お願い!!

日向

ん〜、わかった! なら俺も行くね!

痛いっ!!

その日、俺は羽の無い天使を見た。

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