下校中
彼はいつものように、笑い
話し始めた
遥人
彩音
私はそっけなく返す
遥人は私にゆっくり近づき
私のカバンについているクマの小さなストラップを
さわった…
遥人
彼を栗色の目をこちらに向けて
話していた
彩音
彩音
そう言うと彼は
笑い、私の手を引っ張った
彩音
彼はコクリと頷き言った
遥人
遥人
またお金の無駄遣いだ
でも、そのお金のおかげで
この時間があるのだから
感謝している
彩音
遥人
辺りはすっかりオレンジ色に染まり
私は彼からストラップを貰った
予想に過ぎないが…きっとダブりなのだろう
彩音
帰りの時
この話をするのがなんだかんだ楽しみなんだ…
遥人
遥人
遥人
彩音
最初私は理解が出来なかった
遥人
遥人
彩音
遥人
遥人
彼は少ししょんぼりした
彩音
彩音
彼私に顔を向け
彼の肌が照らされ
こう言った
遥人
遥人
彩音
私は意味がわからなかった
彼はそう言った瞬間顔を俯いた
彩音
と、私が言うと
彼はこっちを向き
遥人
彩音
なにかあったのだろうか…
私は彼をまじまじと見ると
彼の顔は少し赤みがかっていた
コメント
2件
なんでこんなにいいお話を作れるのだぁ
どぅーしてはっきり言わんのだぁあっ