零さんの教え方は学校よりわかりやすくて、簡単に頭に入ってきた。
紡
零さん、今俺がやってる勉強ってどこら辺ですか?
零
小学6年生辺りのかな。
紡
けっこう進んでるんすね
零
君が覚えはやいからね。
紡希
今日も勉強するの、、?
零
ううん。今日はなしだよ。
紡希
やったー。つむぐー遊ぼ
紡
うん。
そんな感じで時は過ぎていった。
最初の頃はよく泣きもしたけど、次第に両親や、弟と過ごした記憶は薄れていった。
紡
零さん!!今何時ですか!?
零
まだ5時だよ?どうしたの?
紡
そうですか、、、。
零
なんか嫌な夢でも見た?
紡
遅刻する夢を、、、
零
なるほどね。まだ寝ててもいいよ?
紡
目覚めたんで、起きてます
1度死にかけたからか、霊と触れ合い過ぎたからか、俺の陰はすごく薄かった。それも高校に入るまで気づかなかった。
霊感のある人であれば、普通にわかるらしい。零さんと一緒にいたから、変化にも違和感にも気づかなかったんだ
紡
痛、、、
男子生徒
えっ?今なんかいた?
男子生徒2
は?何言ってんだよw
男子生徒
ぶつかった気がして、、
男子生徒2
気のせいだろ~
男子生徒
そうか、、
紡
いるんだけど、、なぁ
女子
あ、、あの
紡
はい? !!
紡
(紡希とそっくり、、)
女子
あなたって、、幽霊なんですか?
紡
いや?生きてますよ?
紡
(さっきの見て勘違いしたのか、、)
女子
気づいてないってことですか?
紡
ほんとに生きてますよ💧
女子
紡
信じれないって顔ですね。
女子
そうゆうのたくさん見てきたので。
紡
生きてるけど、幽霊並に影が薄いんです。
女子
そんなの聞いた事ないです
紡
でも、そうなんです。
女子
それも勘違いなんじゃ、、、
紡
そうかもですが、、証明してくれる人も居るんで。
女子
えっ!?誰ですか?
紡
(けっこう気にするんだな)
紡
なんでそんなに気になるんですか?傍から見たら、あなたも1人で話してる変な人ですけど、、、
女子
私は変じゃないです!!
紡
叫んだら余計に、、、、w
紡
面白い人ですね
女子
はい!?
紡
どうしても気になるならうち来ます?
女子
名前も知らない人の家に行くのはちょっと、、、
紡
紡です。これでいいですか?
女子
、、、、、。つむぎです。似てる名前ですね。
紡
え?
つむぎ
?
紡
(紡希と同じ、、?)
3はこれで終わりです。
読んでくれてありがとうございます