るり
放浪者の部屋って普通だね
放浪者
普通だろ
放浪者
それで、僕に用事があるんじゃないの?
るり
そうだった!
るり
放浪者は、どうして俺の……
るり
私の正体を知ったの?
※まだ変装は解いてないです
放浪者
腕を触ったときに気づいたのさ
放浪者
一般的な男よりも細かったからね
放浪者
そしてか弱く見えるのさ……
るり
そんなに細いかな…?
るり
私、そんなに細くないよ?
るり
それに力は弱くないし
るり
その辺の男と一緒にしないでねッ!
放浪者
ふーん…
放浪者
じゃあ僕で試してみる?
るり
え、試してみるって……
ドンッ!
るり
な、!?
俺は今、放浪者に腕を掴まれ 壁ドンされてる
るり
何してる…離せッ、///
放浪者
なに?その辺の男より強いんでしょ?
放浪者
なら僕から離れて見せてよ
るり
ーーーーっ///
るり
望むところ!!
しかし、何度やっても放浪者の 腕の中からは抜け出すことは出来なかった
今も壁ドン状態である
るり
だ…だめだ…
るり
降参、降参
放浪者
ふん、わかればいいんだ
るり
てか、私の正体を知ったのはそれだけじゃないでしょ?
放浪者
フッ…煩わしい…
放浪者
いいだろ教えてやる
放浪者
というか大したことじゃない
るり
別に大したことじゃなくてもいいよ
放浪者
その前に、君はこの寮の壁が薄いことは知っているかい?
るり
いや、知らない…
放浪者
場所によっては思いっきり聞こえるところもある
放浪者
つまり、この部屋は聞こえにくいかもしれないが
放浪者
君の部屋は丸聞こえの可能性があるよ
放浪者
少しは警戒した方がいい
るり
まさか…
終わった…
近くには万葉と平蔵がいたはず…
るり
ここまで話したなら私が女子ってこと内緒にするよね?
放浪者
は?僕がなんでそんなことをしなければならない?
るり
私はある任務のために来たの
るり
それが完了するまでは黙っていて欲しい
るり
ほら、これあげるから
私が放浪者に渡したのは苦めの お茶セットである
お茶が好きなのはティナリから聞いた
放浪者
ふん…仕方ない、いいだろう
るり
ありがとう
放浪者
僕からも条件がある
るり
なに?
放浪者
僕と付き合っている「フリ」をしてくれ
るり
は?なんでよ
放浪者
やらないとお前が女だってこと
放浪者
ばらすからね
るり
はぁ…
放浪者
やるの?やらないの?
るり
〜〜〜っ!わかったよ!!
るり
(仮)の彼女になってやるよ!!!