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キーンコーンカーンコーン
先生
〇〇
号令が終わると私はカバンに荷物を突っ込んだ。 私の名前は〇〇。公立の高校に通う17歳のいたって普通の女の子だ。 今日はある理由でめちゃくちゃ急いでいる。
目黒蓮
〇〇
〇〇
目黒蓮
〇〇
目黒蓮
ガシッ
紗良
目黒蓮
タッタッタ
〇〇
なんか、めめには悪かったけど仕方ないよね…
〇〇
図書館
〇〇
阿部亮平
〇〇
私はいつもこの人に会うために図書館に来ている。 その人は大学生ぐらいの男の人でいつも窓際の席で本を読んだり勉強をしたりしている。
〇〇
そう思いながら私は適当に本を選びさりげなく彼の見える位置の席に座って何を言っているのかもわからない小説に目を通すフリをしながらチラチラと彼のことを眺めていた。
ふわふわの茶髪の髪 綺麗な横顔 活字をなぞる彼のパッチリとした目
うっとりとしながら眺めていると不意に彼が顔を上げてこっちを見た。 急だったので私も顔を背けられず彼とバッチリ目が合ってしまった。びっくりしたまま固まっていると彼が私にニッコリと笑いかけてくれた。
私は、慌てて顔を背けたけど彼と目が合ったことで顔が真っ赤だった。 あの天使のような笑顔はなんなのだろう。この胸の高鳴りはなんなのだろう…