※同棲前提の中太 ※とにかく頭が弱い ※中→→→→→←太 ※微エロ ※太がリスとODしてる

ふと目を覚ますと、枕元の時計は午前2時を映し出していた そういえば今日は早く家に帰れたんだったな、なんて日中のことを思い出す

目が覚めたついでに愛しい恋人の寝顔でも見てやろうと思い、隣に手を伸ばした

が、手に触れたのは、ただ冷えきったシーツだった

身体を起こすと、先程迄聞こえていなかった音が聞こえるようになった

水の降る音だった

急いで風呂場へ駆け込むと、案の定湯船に太宰が浮いていた

真っ赤な水に、その青白い物体は浮いていた

すぐさま水の中から抱き上げ、心肺蘇生をする

大丈夫だ、太宰の生命力はゴキブリを遥かに上回る 大丈夫だ、そう自分に言い聞かせた

気づけば俺は、太宰を抱きしめ、口を塞いでいた

何処までも黒く、綺麗な瞳は、否定も肯定もしていなかった

ただ、何処までも哀しみを帯びているだけだった