梨子
梨子
遼
ドキドキと、鼓動が鳴り止まない中、
先輩の方に目を向ける
梨子
先輩、戸惑ってるのかな...
少しの沈黙が続くと共に
私の気持ちも追い込まれていく
梨子
遼
梨子
遼
梨子
今日で、4年間の片想いは終わった
そう思ってた
梨子
梨子
梨子
先輩は楽しそうに、友達と話してて
遼
遼
遼
遼
2人の会話が聞こえてきた時には、
私は必死で廊下を走っていた
駄目だな...
こんなんじゃまるで、
先輩のこと、ずっと引きずってるみたいじゃん
無意識に先輩のこと考えるの、 癖になってるし...
嫌い
大嫌い
先輩に振られたのに、まだ好きでいる自分が
大嫌いで仕方がなかった
好き...なのになぁ...
この気持ちは...先輩のこと無意識に考えちゃう癖は
誰にも負けないと思ってたのに
それでもなかなか、私の癖は治ってくれない
好き
って言ったら、願い通り
好き
って返って来てはくれない
辛いけど、片想いって自覚して 強がっている自分がいる
この癖を、いつ治してくれるの?
その答えは、自分ですぐにわかった
この癖はきっと、治らないや