/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
11月28日
芽衣
ねえ廉くん？
廉
ん？
廉: 永瀬廉 高2
芽衣: 赤坂芽衣 高3
芽衣
なんで私の事助けてくれたの？
廉
今更？
廉
高1の時の話でしょ
芽衣
いや、気になってたんだよずっと
廉
それは…
廉が高1、芽衣が高2の頃
A子
お前何してんだよ
B子
ねえ、紫耀くんに近づくなって
言ったよね
言ったよね
芽衣
ごめん、なさい
私には幼なじみがいて 幼なじみはいわゆるイケメンだった 私はずっといじめられてきた 幼なじみの紫耀には言わず
紫耀のこと嫌いではないけど 紫耀から離れたかった でも紫耀は離れなかった 私の傍に来た
紫耀に迷惑はかけたくないから 紫耀には言ってないけど あーあまた殴られるんだろな
ﾎﾞｺｯ！ ﾊﾞｺｯ！ ﾄﾞｻｯ！
廉
お、おい！
A子
あ？
B子
誰？
芽衣
ﾊｱｯﾊｱｯ
B子
こいつ1年だよ
A子
笑笑ほんとだ
廉
お、屋上は殴るところ
じゃないです！
じゃないです！
A子
はあ？
B子
何言ってんの
廉
先生が、屋上によく来ます
A子
ﾁｯ
B子
行こ
廉
大丈夫ですか？
芽衣
大丈夫…
廉
傷手当しに行きましょ
芽衣
いいよ
芽衣
でも、ここ先生来ないよね
廉
…はい
芽衣
笑笑騙されて行ったんだ
芽衣
でも、助けてくれてありがとう
芽衣
もうちょっとここいるわ
廉
どうしてですか？
芽衣
ん〜気晴らし？
廉
そうなんですね
芽衣
君、名前は？
廉
廉です
芽衣
廉くんか
いい名前だね
いい名前だね
廉
いえいえ
芽衣
でも、ここに何しに来たの？
廉
あ、え、…
廉
き、き、き、気晴らし、に
芽衣
そっか〜
芽衣
ここ気持ちいいよね
芽衣
風が通って雲が流れて
芽衣
飛行機が通ったり
芽衣
夜には星いっぱいで
芽衣
星と星、もうちょっとで
くっつきそうなぐらいいっぱい
広がってて
くっつきそうなぐらいいっぱい
広がってて
芽衣
星って仲良いじゃん
見てて楽しい
見てて楽しい
芽衣
空っていつ見ても飽きない！
廉
そうですね
芽衣
なんか堅苦しいな〜タメでいいよ
タメで
タメで
廉
でも、
芽衣
強制です！ちなみに私の名前は
赤坂芽衣
赤坂芽衣
廉
芽衣、さん
芽衣
芽衣ちゃんか、芽衣って呼んで
廉
で、でも
芽衣
いいから、ね？
廉
芽衣…先輩
芽衣
ちょっと〜！
廉
これ以上無理です
芽衣
笑そっか
芽衣
私、そろそろもどるね
廉
は、はい
芽衣
じゃあね👋
廉
はい！m(*_ _)m
芽衣
何よ！気になるじゃん
廉
それは…
今でも俺らは友達と言っている 俺は高校に入った頃から一目惚れ していた でも、告ることができない 振られる気がして怖いから
廉
気晴らしに行ったらいたんだもん
芽衣
嘘だな
芽衣
あの時廉メガネかけてもう
ガリ勉くんだったよね
ガリ勉くんだったよね
廉
ﾊﾊｯ
芽衣
可愛かったねあの頃は
芽衣
今はナマイキだけどね
廉
う、うるせえよ！
芽衣
笑笑
芽衣
じゃあそろそろ帰ろっか
芽衣
寒くなってきたし
芽衣
帰ったら勉強しなきゃ
廉
頑張ってね
芽衣
😊ありがとう
芽衣
ちーいさーい頃〜は〜
芽衣
かーみさまがいて〜
芽衣
ふーーしぎにゆめーをー
芽衣
叶え〜てくれたーぁー
芽衣
カーテンをひらいーてー
芽衣
静かーな木漏れ日ーもー
芽衣
優しさに〜包まれたならーきぃっとー
芽衣
目に映る〜全てのことは〜
芽衣
メーッセージー
廉
その曲好きだね
芽衣
だって魔女の宅急便のキキって
すごくない？
すごくない？
芽衣
14歳で独り立ちしてるんだもん
芽衣
すごいよね〜
廉
笑笑何回も聞いたよ
芽衣
毎回聞くからでしょ
廉
それもそうだね
芽衣
じゃあ駅まで競走
芽衣
よーいどん！
廉
ちょ、待って〜
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
