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海のザーザーという音
せみの鳴き声
太陽がキラキラと眩しい
いつもと変わらない日常
そんな夏の日にわたしは
あなたに恋をした
愛菜/まな
わたしは高校3年生の愛菜/まな
私の住んでいるところから5分もかからないところには
綺麗で大きな海がある
昨日から夏休みに入り退屈になった私は大好きな海にきた
愛菜/まな
汗がダラダラと落ちていく
愛菜/まな
浜辺をひとりで歩いていく
海がキラキラしてすごく綺麗だ
愛菜/まな
愛菜/まな
そんなとき
どこからか音色が聞こえてきた
どこか切なくてあったかくて
涙が溢れてきそうな
そんな音色
愛菜/まな
わたしは音が聞こえる方に向かって歩いた
するとギターを弾いている人影を見つけた
拓海/たくみ
サラサラの髪の毛
目がぱっちりしてていかにもモテそうな男の子
何秒か見とれているとその男の子と目があってしまった
拓海/たくみ
拓海/たくみ
愛菜/まな
愛菜/まな
拓海/たくみ
拓海/たくみ
愛菜/まな
意気投合した私たちは自分の趣味や好きなこと、たくさん話した
拓海/たくみ
拓海/たくみ
愛菜/まな
愛菜/まな
拓海/たくみ
拓海/たくみ
これをきっかけに私たちは毎日のようにここで会った
ギターを聞いて、何気ないことを話して
私はどんどん惹かれていった
拓海/たくみ
愛菜/まな
拓海/たくみ
ギターを弾くたくみくんは本当にかっこよくて
ずっと見てられる
愛菜/まな
拓海/たくみ
拓海/たくみ
愛菜/まな
愛菜/まな
愛菜/まな
拓海/たくみ
愛菜/まな
拓海/たくみ
そう言って私の手をにぎるたくみくん
これだから天然は‥!
愛菜/まな
愛菜/まな
拓海/たくみ
愛菜/まな
拓海/たくみ
愛菜/まな
ぽろん
拓海くんの音みたいには出なかったけど
拓海/たくみ
そう言って笑いかけてくる拓海くんをみたら、なんだか得した気分だ
愛菜/まな
拓海/たくみ
愛菜/まな
拓海/たくみ
愛菜/まな
一瞬悲しそうな、寂しそうな顔をした拓海くんを不思議に思いながら
私は話を続けた
拓海/たくみ
拓海/たくみ
愛菜/まな
このときは思いもしなかった
どうして気づいてあげられなかったんだろう
後悔ばかりがぐるぐる回る
愛菜
愛菜/まな
愛菜/まな
誰かが名前を呼ぶ声がする
愛菜/まな
‥‥だから
愛菜/まな
途切れてなにを言っているかわからない
愛菜/まな
でもなぜか
この人の声を聞くだけでわたしは
胸がいっぱいになって
涙が止まらなかった
また今日も私は海にきた
拓海くんに会えると信じて
愛菜/まな
拓海くんが毎日来てたのは最初の1週間だけ
あの日を境に拓海くんはパッタリと姿を見せなくなってしまった
愛菜/まな
愛菜/まな
お姉ちゃん
お姉ちゃん
愛菜/まな
愛菜/まな
愛菜/まな
この日はそのまま家に帰った
それから3日後
乃愛
乃愛
乃愛