花の正体はーー…人間アンドロイド。同じなのに…僕も人間アンドロイドなのに。なんで…。
まあ…別に…いいか
花
ね、ねえ!
僕
え?
花
きょ、きょ、今日一緒に帰らない?
希一
うん!いいよ〜正門で待ち合わせね☺︎
花
え…?希一君じゃないよ
希一
了解!待ってるね〜
僕
…
希一…お前…無理やりだな…
僕
じゃ、
花
あ、、待って…....
花、ごめん…希一となんで…僕は希一の機嫌取りになってるんだよ…アンドロイドだからか?人間の血も入ってる…?僕はなんなんだ…アンドロイドなのか、人間なのか…。どっちなんだよ…
花
っ…ねえ。
僕
何?希一と…
花
あなた……名前ないでしょ
な、名前?
ああ、納得。今まで苗字が名前だと思ってた。
花
だから、私がつけてあげるよ。
僕
いらない…。
花
優斗。優しいに、斗。優斗。
僕
なんで。…別に…
花
人間アンドロイドでも、人間でしょ。希一の機嫌取りになんかにならなくていい!優斗は優斗のままでいてよ…
僕
アンドロイドの血も入ってる事…知らない?アンドロイドは感情なんてないんだよ。
花
え…?
僕
君は変異体か?
花
へん…い…たい?何それ…
僕
アンドロイドは…感情なんてないんだ。だから…感情があるのはアンドロイドから変異体になったアンドロイドだけだ。だから君は変異体だよな…?
花
だって…私、人間の血も入ってる…だから…。
僕
もしも、入ってなかったら?
花
っ…その時はその時、
僕
…
僕
君はすごいね。
花
え?なんで?
僕
僕はずっと考えていたんだよ。僕は何者?僕は生きてていいのか。とか。色々と。
花
そんな…
僕
でも…君の言葉で動かされたよ。
花
私の言葉?
僕
うん、僕は人間アンドロイドじゃなくて。人間変異体。なんだって、だから、、、つまり、人間に近づけた。って事。もう人間アンドロイドなんかじゃないんだよ…
ピカッ…
花
え…?!優斗…君?!
花
え…何その…姿…
僕
真の姿。
優斗は…半分人間の姿で…半分アンドロイドだった。
僕
君もできるはず。
花
え…無理だよ…やりたくない…
僕
大丈夫。戻れるから。
花
そう…てかやり方知らない…
僕
いくよ…
ピカッ……!
僕
見て。(鏡を指さす)
花
これが…私の真の姿。。。
希一
花ちゃぁぁん!まだかな…?
花
あ…どうしよう、
僕
…飛び降りよう?
花
は?え?何言ってんの?!
僕
僕達は…アンドロイドだったから!多分傷つかないはず…!いくよ。
花
え?…う、うん。
ガっ。…
僕
ほら、平気だった。
花
ほんとだ…無傷…あんな3階から飛びとりたのに…てか…もとにもどっていく…
僕
これで安心だな…
花
え…?