『もう、あきらめよう』
そんな考えをもったのは 5月のあの日のことだった
私、菊名ミサトは 高校三年生になって 1ヶ月が経っていた
ミサト
カイ
ミサト
彼は本郷カイ
私の幼なじみでクラスもずっと同じだ
カイ
カイ
嘘、でしょ…
私はカイが好き
これ以上ライバルが増えてしまうのは もう、耐えられない
ミサト
ミサト
カイ
ホームルームがはじまった
先生
女子
男子
先生
ガラガラっ
ザワザワ…
男子
女子
先生
アカリ
アカリ
アカリ
先生
アカリ
ミサト
アカリ
ミサト
ミサト
アカリ
先生
アカリ
授業後
カイ
カイ
カイ
ミサト
カイ
ミサト
ミサト
アカリ
カイ
ミサト
アカリ
ミサト
アカリ
アカリ
ミサト
アカリ
次の瞬間
一生耳に残るような 一言が吹き込まれた
アカリ
ミサト
ものすごく驚いた
だって、こんなにかわいい子が
たくさん告白されてそうな子が
男子、苦手なんて…
アカリ
アカリ
ミサト
そこまでして…
大変な事だな…
ミサト
ミサト
アカリ
ミサト
アカリ
アカリ
ミサト
アカリ
ミサト
言いそびれてしまった
カイも図書委員にいるということを
図書委員会の係の日
リョウマ
アカリ
アカリ
パチパチパチ…
アカリ
ミサト
アカリ
アカリ
ミサト
アカリ
ミサト
アカリ
アカリ
ミサト
そんなこと言ってごまかしたけど ホントに好きになりそう…
ミサトちゃん、鋭いから お見通しだな~
解散後
リョウマ
アカリ
リョウマ
アカリ
アカリ
リョウマ
リョウマ
アカリ
リョウマ
アカリ
ミサトちゃんの幼なじみであり
男子の中でも ものすごく苦手な人…