ひな
はぁ~
ひな
尊すぎるーー!
家に帰ればたくさんのポスターと漫画
ここが私のオアシス!
もちろん学校では秘密だけどね
ひな
零くん神だ~
ひな
頑張って並んだかいがあったな
零くんはとある漫画のキャラです
つまり私は2次元のオタクである
そんな私に神様のイタズラか
驚くべきことが起こるなんて
次の日学校にて
光
転校してきた白石光です
光
よろしくね
ひな
(転校生かー)
いつものようにスマホを見ていた私はただ転校生かーぐらいにしか思わなかった
光
隣よろしくね
ひな
よろしく
ひな
(隣居るようになったら絵書けないじゃん)
光
ねぇー
光
人と話すときは
ひな
相手の顔を見てでしょ
光
ほら見る!(グイッ
ひな
(えっ‼?)
スマホを落としてしまった
光
大丈夫 ?
大丈夫じゃない!
だって
だって
目の前に零くんがいるんだよ!!
いや 似ている人…
ものすごく似ている人が!
光
おぉーい
光
どうしたの固まって?w
ひな
ひな
…あっ
ひな
ごめんなさい
光
急に敬語w
光
面白っww
ひな
(リアル零くん…)
ひな
(尊い!)
ひな
(写真撮りたい)
光
?
光
そんな見つめられたら照れるんだけどw
ひな
!
ひな
ごっごめんなさい!
光
タメでいいのに
ひな
(隣に居るだけで溶けそうなのに)
ひな
(敬語やめたら絶対に話し方おかしくなる)
ひな
敬語に慣れてるんです
ひな
気にしないでください
ひな
(敬語に慣れてるって何 ?)
ひな
(テストでさえまともに書けないのに!)
光
そっかw
ひな
(絶対に変な人だって思われた…)
ひな
(それにスマホ持たれたままだー)
ひな
スマホ返してくれませんか?
光
返したら話せなくなるでしょ?
光
俺はまだひなちゃんと話してたいんだよ
ひな
(えっ!)
ひな
(神様)
ひな
(もう夢なら覚ましてください)
ひな
(オタク思考回路の私にはハードルが高いです…)