私の名前は佐藤彗月(サトウハヅキ)

今年の春に花のJKになったはずな 高校1年生なのだが...

憧れていた彼氏とデート！や 友人とカラオケ！みたいな 夢のイベントは無く...

担任の教師から委員長という理由で 扱き使われている今日この頃...

彼女は中川璃音(ナカガワリオン)

幼稚園の頃から仲がいい腐れ縁の子

性格は普通にいい子なのだが...

璃音は昔からオカルトが大好きで

毎回こういう危ない事を進んでする

しかも私を巻き込んで...

時には心霊スポットに 半ば強制に連れて行かされ...

時には夜の学校を徘徊されられ...

オカルトが絡むと面倒臭い子だ

教室の前に人影...?

男子生徒がこちらに気づく

よく見るとその青年は制服 ではなく袴を着ており、 黒髪のハーフアップの髪型をしていた

その青年は此方に視線を移すと とても驚いた表情をした

ただ私は、その青年の明媚な顔と 透き通るような翠色の瞳に 見惚れてしまっていた

青年は私を肩を掴んで激怒していた

ただそこには純粋な怒りではなく 何か焦りが混ざっているように見える

青年は質問には答えず 沈黙の空間が流れた

その瞬間

叫び声が廊下に響き渡った