(各自用意が終わって、みんな集合した)
紫くん
でー、、、話って…?
赤くん
お…俺のさ、前までのことについて、話してもいいかな…?
みんな(赤以外)
!
青くん
うん…お願い、ニコ
赤くん
えっ…と……
赤くん
…
あれ?
や、やばい
覚悟を決めてここに来たはずなのに、いざ話すとなると言葉が出てこない
何話すんだっけ…
えっと……
黄くん
赤、ゆっくりでいいですよ
赤くん
!
桃くん
時間はたくさんあるから
桃くん
お前のペースで話してくれ
赤くん
…わ、わかった
そうだ、落ち着け俺。
大丈夫大丈夫…
赤くん
(スゥーー)
赤くん
(よし、)
赤くん
えっと…まず、俺の家庭は母子家庭なんだ…
バシッ
赤くん(過去)
(痛いッッ)…ポロポロ
母親(過去)
チッ…こんなんで泣いてんじゃねぇよ!!!
赤くん(過去)
ビクッ…ポロポロ
俺の記憶は、母親に殴られているところから始まる
母親が優しかった記憶はない
気づいた時には、俺の身体は傷だらけ
殴られた痕、
蹴られた痕、
倒れる時についた痕、
あげだしたらキリがない
なんでこうなってしまったのか
そんなことがわかっていれば、とっくに行動している
母親(過去)
はぁ……ちゃんと片付けとけよ?
バタンッ
赤くん(過去)
…ッハァ…ッハァ
何年この生活だろうか
最初に殴られた時は、まさかこんなに続くとは思ってなかった
赤くん(過去)
ハァ…ハァ…っはは…
赤くん(過去)
さすがに何年もこの生活だと、慣れると思ったけど
赤くん(過去)
この時間だけは最後まで慣れなかったなぁ…
赤くん(過去)
…さて
赤くん(過去)
…学校…行くか
次回に続く▹▸