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不幸のハガキ 後編

不幸のハガキ 後編

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不幸のハガキ 後編

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2020年05月14日

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真木

ただいまー

お母さん

あ、おかえり

お母さん

ついでにこれなにかわかる?

お母さんが出したのはハガキだった

真木

(え...?)

真木

ううん、わからない

真木

(母親が怪我をするでしょう?)

真木

(私そんなの出してない)

お母さん

そっか

お母さん

イタズラかしらねぇ

真木

だと思うけど

真木

(なんで?)

真木

(どうして...?)

それからハガキは何通も届いた

だけど、真木は無視していた

4日後

バタン!ドスン!

と、音がした

真木

え?なに?

お母さん

いったぁ

真木

大丈夫?お母さん

お母さん

うぅ

真木

一応救急車呼ぶね

お母さん

ありがとう

真木

(まさかね)

真木

あ、救急車来たっぽい

お母さん

うん

真木

歩ける?

お母さん

少しふらつく

真木

肩かすよ

お母さん

ありがとうね

真木

私はついていけないけど大丈夫?

お母さん

大丈夫だと思う

お母さん

救急車だし

真木

そうだった

お母さん

また、あとでね

真木

うん

真木

(ん?)

真木

(なんかポストがおかしい)

ポストを開けようとしたとき

ポストの中から大量のハガキが出てきた

真木

え....?

真木

大丈夫...だよね?

次の日

彩那

真木のところもきた?ハガキ

真木

うん

真木

きた

彩那

まぁ、どうせイタズラだし大丈夫でしょ

真木

そうだよね

クラスメイト

不幸のハガキきた?

クラスメイト

きたきた

クラスメイト

なんかやばくない?

クラスメイト

思った!

クラスメイト

なんか死ぬとか書かれてたんだけど

クラスメイト

やばいよね

クラスメイト

うんうん

真木

みんなのところもきてるんだね

彩那

だね

彩那

あ、そうだ!

彩那

帰り一緒に帰ろ

真木

わかった!

彩那

だって私ハガキ来た日から今日で3日目だし!

真木

え?

真木

やばくない?

彩那

だから!やばくないってことを証明すんの!

真木

そゆこと

彩那

そゆこと!

真木

わかった

帰りは色々なところに寄ってから帰った

信号が赤だった

彩那

ほらね!なにもなかったでしょ!?

真木

そうだね

彩那

あ、青だ

真木

ところで、彩那なんてかいてあったの?

彩那

しらない

真木

知らないって

彩那

みてないもん

真木

っ!

真木

彩那止まって!

彩那

え?

ドンッ!

通りすがりの男性

大変だ!女の子が轢かれたぞ!

通りすがりの男性

救急車呼ばないと!

真木

彩那...?

真木

うそ...

彩那のハガキは

車に轢かれて死ぬでしょう

真木

全部本当になるの...

真木

私は何通きてた...?

真木

っ!

真木

はぁはぁ

真木

ハガキ!

お母さん

ちょ、どうしたの?

真木

ハガキ全部出して!

お母さん

そこにあるわよ

真木

わかった!

真木

なんてかいてある?!

バラバラになって死ぬでしょう

真木

全部で100通も...

真木

(嫌だ!死にたくない!)

その日から二日間ずっとハガキを書いていた

真木

書き終わった!

真木

あと、3日目まで3分...

真木

走れば間に合う!

お母さん

この時間からどこ行くの!?

母親の声を聞かずに走っていった

真木

はぁはぁ

タッタッタッタッ

真木

(え?)

真木

(私じゃない足音がする)

真木

(嫌だ!死にたくない!)

真木

(ついた!)

真木

(追い付かれる前に早く!)

真木

(終わった...)

真木

(間に合ったよかった)

すると肩に手を置かれた

警察官

君こんな時間になにをしているんだ!

真木

あ、すいません

警察官

あと、これ

警察官

落としたよ

真木

え?

それは一枚のハガキだった

真木

それじゃ299枚しか...

真木

死にたくない!

すると上の方でブチッと音がした

工事中だったところにぶら下がっている鉄骨が 降ってきたのだ

真木

キャァァァァァァァァ!

真木

死に...たく....な....い

この作品はいかがでしたか?

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