(少し文面を変えてみます 、 挨拶等も省きます 。)
青月
青月
青月
青月
青月
青月
青月
青月
昔から童話が好きだった 。
学校帰りは毎日図書館に寄る 。
いつも通り図書館の庭園にある 、
椅子に腰をかけて 、
一冊の本を手に取った 。
私は表紙を見て不自然に思った 。
それは不思議の国のアリスの物語 。
表紙にはたくさんの登場人物が描かれていた 。
だが 、どこにもアリスがいない 。
元々書かれていないのなら 、
まだそこまで不自然ではない 。
だが 、きっとアリスがいた 、
真ん中が黒く塗りつぶされていた 。
アリスの型をとって 。
気味が悪い 。
ペラペラとページを捲る 。
内容は別に変わりはない 。
だが 、やはり中のアリスの絵も 、
黒く塗りつぶされていた 。
そして中身は絵だけではなく 、
文のアリスという文字も 、
真っ黒の四角で消えていた 。
ふと 、表紙を見返した 。
表紙もやはり 、
『不思議の国の███』
そう書かれていた 。
私はまた戻り 、
物語を読み進めた 。
そして最後の文章を読んだ時 、
視界が真っ白になった 。
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コメント
3件
始まりから好き 続き楽しみにしとるね(*´︶`)