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余命一年の君に恋をする

余命一年の君に恋をする

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2

Story2 お話。

♥

40

2019年09月22日

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コンコン

豊島 綾

はい

須藤 りんたろう

あーや!

須藤 りんたろう

来たよ

豊島 綾

りんた!

豊島 綾

やっほー‼

須藤 りんたろう

今日の検査はどうだった?

豊島 綾

うん!

豊島 綾

めっちゃ良かった!

須藤 りんたろう

お!良かった!

豊島 綾

ねぇ、

豊島 綾

今日はなんの話する?

須藤 りんたろう

んー…

須藤 りんたろう

あ、そうだ!

須藤 りんたろう

俺の学校のはなししてやるよ

豊島 綾

わ!本当に?!

豊島 綾

ありがとう‼

須藤 りんたろう

俺の学校では…

綾と過ごす時間はとても楽しくて

毎日毎日時間がとてもはやく過ぎていった。

綾はいつも楽しそうに話を聞いてくれて

俺自身も楽しかったんだ。

須藤 りんたろう

そういえば綾って

須藤 りんたろう

どんな病気なの?

豊島 綾

えっ…

須藤 りんたろう

須藤 りんたろう

もしかして

須藤 りんたろう

聞いちゃいけなかった?

豊島 綾

う、ううん

豊島 綾

大丈夫

豊島 綾

でも

豊島 綾

またいつか言うね?

豊島 綾

私の心の準備ができたら

須藤 りんたろう

わかった。

須藤 りんたろう

そんときまで待ってるな

豊島 綾

うん

豊島 綾

ありがとう‼

りんたはしらない。

私はリンタには言ってない

私が不治の病だということを。

なんでかって?

せっかくできた友達だから

私が治らない病気って言うとりんたは離れていっちゃうから

他のみんなもそうだった。

最初は仲良くしてくれたのに

私が治らないってわかると離れていっちゃった

彼女達なりの優しさなのかもしれない

自分自身と私が悲しくならないように

でも、いつかは言わないといけないんとだ。

私の口からりんたにこのことを

いつか言えたら

いいな。

余命一年の君に恋をする

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