R18

第13話

R18 #13

11,630

2019年05月24日

#恋愛

えいちさん。

菜月

…っ！

菜月

いきなり何を…っ、

千秋

…ｽｰｽｰ

菜月

…寝ちゃった？

菜月

…。

菜月

（私ばっかりドキドキさせられて、）

菜月

ほんと、

菜月

ずるいよ、

菜月

千秋くん…。

次の日

菜月

…ん。

千秋

おはよーございます。

菜月

…ひゃ！

菜月

千秋くん、！

菜月

もう体調は大丈夫なの？

千秋

すっかり元気です。

千秋

あ、でも、

千秋

まだちょっと酔ってるかも。

菜月

…え、

菜月

ならまだ休んでないと、

千秋

酔ってたら、

千秋

キスしても許してくれるんだね、

千秋

菜月は。

菜月

…！

菜月

起きてたの！？

千秋

まあ、

千秋

記憶は曖昧ですけど。

菜月

…起きてたんなら、

菜月

もう二度とキスなんてしないでよね…。

千秋

なんで？

菜月

…だって、

菜月

好きでもない人にキスするなんておかしいよ。

菜月

それに2回も…。

千秋

…。

千秋

俺、

千秋

菜月のこと諦めたなんて言ってないんだけど？

千秋

それに…。

千秋

前だって直人に命じられたからってキスしたんじゃない。

千秋

菜月にキスしたのは俺の意思だ。

千秋

まあ……菜月にキスしたなんて直人にバレたら殺されるけど。

菜月

…。

菜月

ずるい。

千秋

…？

菜月

…引き離したのは千秋くんじゃん、

菜月

なのに、

菜月

昨日みたいに助けてくれて…、

菜月

千秋くんを危険な目に合わせて、

菜月

ほんと…、

菜月

こんな役立たずな大人で…、

菜月

悔しい…。

千秋

…俺、

千秋

菜月センセイに大人になれなんて言ってません。

千秋

もちろんセンセイじゃないプライペートな菜月にも。

菜月

…っ、

菜月

…千秋くんが私のことを思ってくれてるっていうのは、

菜月

よく分かってるの。

千秋

…それなら、

菜月

でも、

菜月

私の気持ちは追いつかなくて…、

菜月

千秋くんばっかり先に進んで、

菜月

私だけ置いてかれるみたいで…、

菜月

ほんとに、

菜月

辛くてつらくて堪らない…。

菜月

（…どうして、）

菜月

（私は千秋くんと同い年じゃないんだろう、）

菜月

…もう、

菜月

置いてかれたくない…。

千秋

…っ、

千秋

菜月が同い年だろうと、

千秋

年上だろうと、

千秋

僕には関係ありません。

菜月

（…ちがう。）

千秋

僕は、

千秋

菜月のためならなんでもする。

菜月

（ちがう…っ、）

千秋

大学だって進学しないし、

千秋

親父のあとも継がない。

千秋

…そうすれば、

菜月

ちがう…！

千秋

…っ、

菜月

千秋くんは、

菜月

なんにも分かってない…。

千秋

分かってますって。

菜月

私は、

菜月

千秋くんの人生を踏みにじりたくないの…。

千秋

…。

千秋

それなら、

千秋

大学は行く。

千秋

卒業したときは22です。

千秋

もう子供じゃありません。

千秋

…そうすれば、

千秋

結婚してくれますか。

菜月

…。

菜月

…ねぇ千秋くん、

菜月

私は、

菜月

今年で27なんだよ。

千秋

…。

菜月

…いつまで、

菜月

いつまで待てば、

菜月

キミは迎えに来てくれるの…？

千秋

菜月…センセイ？

菜月

…もう、

菜月

こんなの終わりにしよう、

菜月

…千秋くん。

♡が1000〜きたら続編書きます🙇‍♂️

R18

作品ページ

次の話を読む

この作品はいかがでしたか？

11,630

26件

ﾝﾝ好きですね

千秋くん、好き過ぎるんだが？

えいちさん。

プロフィール

電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。