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テラーノベル(Teller Novel)

ユウタ

なあみんな

ユウタ

この町ってさ

ユウタ

平和ボケしそうなほど平和な町だった筈だよね?

ゲンタ

数日前まではね

ケイ

もう過去のことになってしまったよ……

ユウタ

やっぱりな……

リンタロウ

悲しいけどこれが現実

ヨウコ

本当に数日前が嘘のようね

果たして、彼らに何があったのか……

事の始まりは数日前の事

少し遡って見ると……

ユウタ

おい皆聞いたか?

ケイ

あの事か?

ユウタ

そうだ……

アンナ

謎の殺人鬼の出現の事ね

リンタロウ

町の外れに出現し、今も被害者が後を絶たないという……

ゲンタ

名もなき謎の殺人鬼

ヨウコ

分かっているのは殺傷能力が高いことだけ……

ユウタ

僕らのところに来るのも時間の問題だぜこりゃ

ケイ

なんとかそれまでに対策を考えないとな……

しかし、現在まで対策が出ないまま、殺人鬼がついにすぐ近くまで来たのであった……

ケイ

もう現実を受け止めるんだ

ケイ

とてもグズグズしていられる時間はないぞ

ヨウコ

でもどうすればいいの?

リンタロウ

残念だけど、とても僕らに戦える力はないよ……

ゲンタ

でも、だからって何もしないと、皆殺しだぜ。

ケイ

戦うのは正直キツい所がある、戦うのではなくどんなときも逃げるかを考えるんだ。

ユウタ

殺人鬼に見つからず町を脱出するってことかい?

アンナ

確かにそれが最善策と言えるわね

ヨウコ

だとしたら、きちんと作戦を立てて逃げないと……

リンタロウ

逃げ切れるかな……

ケイ

人数こそ少ないが、脱出に成功している人はいるみたいだぜ

ユウタ

僕らもそれに続かないとな……

ケイ

まず逃げ切るためには、殺人鬼の居場所など、正確な情報が何より大事だ

ゲンタ

この状況だから100%保証とは言えんが、今殺人鬼は、丘を超えた先の住宅街にいるとよ

ゲンタ

それが1番信憑性の高い情報だ

ケイ

となると……

ユウタ

殺人鬼は恐らくこの後丘を超えてこちらに来る可能性が高いと言えるね

ケイ

ああ

ケイ

そしたら丘と反対側の、A町へ向かおう

アンナ

それが懸命ね

リンタロウ

確かにあそこはまだ殺人鬼も来てないしね

ユウタ

そうと決まれば、皆合流して逃げるとしよう

そして六人の少年少女は、殺人鬼から逃げるべく、作戦を開始したのであった……

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