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*❀٭only Love

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٭❀* only love 3

♥

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2019年09月15日

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《Jun》

会長は

美術室から離れて。

泣きながら、走ってどこか行ってしまった。

追いかけて行ったのは、翔先輩だった。

お前…

最低だな

先輩に言う言い方じゃないけど

最低しか

言葉が出てこなかった。

由梨

潤…

由梨…?

由梨

どうして潤が…

お前も…、最低だ

由梨

大野先輩とキスしていたのは

俺の彼女の由梨だ。

俺は無我夢中で、会長と翔先輩を探した。

真っ先に向かった先は、生徒会室。

盗み聞きなんて

趣味わりぃけど。

入る前に二人が抱きしめあっていて。

とても入れる状況ではなかった。

生徒会室から聴こえる声

俺じゃ、優の王子様にはなれない?

…、っ

俺、絶対に幸せにする

俺のところに、おいで?

翔先輩が

高校のときから、会長に片思いしていたのは気付いていた。

二人はすげぇお似合いで

翔先輩も、会長に振り向いてもらうために

たくさん努力していたのも知っていた。

会長

俺は

翔先輩のが幸せにしてくれると思うよ。

泣く会長の姿見てると

スキ

のキモチが出てきそうで怖いんだよ。

翔…くん?//

俺、高校1年のときから今までずっと優のコトスキだよ

俺だったら、優を1人で泣かせない

翔くんの方に体を向けると

優しく笑った。

私の涙を優しく

指で拭き取ってくれて。

少し

心が揺らいだの。

優ちゃん!

生徒会室のドアに智くんが立っていた。

ゆっくり私の方に歩いてきて

私の腕を掴んだ。

優ちゃん

おいで?

…ゃ

え?

ぃや。触らないでっ

優ちゃ、

大野くん。今日優のコト家で預かるから

は?なんで

見てみなよ。優の目。こんなに腫れて、たくさん泣かせて。自分のしたことわかってる?

それは

智くん。…、今日は翔くん家に泊まる

優ちゃん

智くんは由梨って子のところに行きなよ

あれは

いや!もう…もうなにも聞きたくない

あのキスに

なにか理由があったとしても

今聞いても

きっと今の私には、信じられない。

智くんと一緒にいると

きっともっとひどいコト言っちゃう。

だから、お願い。

今は

智くんの顔なんて見たくないの。

ごめん…、ね

いや、俺は全然。むしろうれし…ぁ///

ぇ…//

こ、紅茶飲むか!//

ぁ、いや、だいじょ、//

いや!注いでくる//

ぁ、りがと。//

少し変な空気になっちゃって

手に変な汗を

たくさんかいた。

鞄の中から

ハンカチを出して、ゴシゴシ拭うけど

なかなか

止まらなかった。

女の子なのに

こんな汗かいちゃった//

どうした?

ぁ//…手に

手?あ、どっか怪我でもした?

ちが、//手…、ぁ…//

見せてみ?

ゃ…、手…汗かいた…だけなのっ///

へ?

あ、汗っ//かいたのっ

汗?(笑)

翔くんのバカっ///

ははっ(笑)手に汗って(笑)

ぅ、うるさいっ//

翔くんの部屋にきて

すごく緊張してたけど

今は

すごく安心してる。

ははっ(笑)

わ、笑いすぎっ//

ごめん(笑)

もー…//、ぁれ

ふいにケータイを見たら

チカチカ光っていて

誰かから着信きたのかな?って思って

手に取ろうとしたとき

思わず止まった。

智…、くん

え?(笑)

智くんから…電話

シーンとなった部屋には

智くんからの着信がきたと知らせる音だけが響いた。

出ないの?

でも

いいの?

…ぅ、ん

そっか

そう言った瞬間

翔くんと唇が重なった。

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コメント

12

ユーザー

続きをー

ユーザー

続きまだ?

ユーザー

私も早く続きを読みたいです!!

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