それはとても昔のこと

1人の女性がいました

彼女の名は卑弥呼

女性であり王であったお方です

彼女は政を占いで行ない

姿は最後まで民の前に現さず

静かにただひとりで

自分の国を守っていました

しかしある日のことです

太陽は月に隠され空は暗闇に包まれてしまいました

初めての事に民は恐れまた、恨みました

こんな事が起きたのは彼女の力が弱まったせいだと

この現象が終わったあと

彼女は初めて民の前に姿を表しました

民は彼女の姿を見つける否や怒りの目を向け罵倒を繰り返しました

それでも彼女は泣き言一つ言わずにただ一言

『民の皆さんが無事で良かったです』と

その後彼女はまた誰の前にも現れずに1人そっとどこかへ行ってしまいました

民に愛され民のために人生を捧げてきた彼女

彼女の気持ちも考えずに罵倒を浴びせ王を辞めさせた民たち

現代でも昔でも人間の考えていることは何も変わってないのかもしれません

1度あなたの胸に手を当ててよく考えてみてください

もう彼女のような思いをする人が出来ないように