結衣
………
放課後、スマホを開いたら しず先生から通知が来た。
結衣
分かりました…っと。
ガラガラ…
結衣
っ!?
急いで振り返ると、 クラスメイトがいた。
Nanamori
ごめん、驚かせたかな?
結衣
あ、ううん。大丈夫だよ。ななもりくん、だっけ?
Nanamori
うん。今日話せなかったよね。よろしくね。
あぁ、私の隣の席の人、 ころんって人と仲良かった人か。
結衣
うん。よろしく。
Jel
あっ、なーくんこんなとこおったんか!
Nanamori
ごめんごめん、忘れ物しちゃってさ。
Root
あれ、君は…
結衣
っ!!!
見つけた…!やっと…! でも、ここに居たなんて…
結衣
るぅと!!
Root
っ、!結衣…
Rinu
るぅちゃん、知り合い?
次から次に色んな人が…ここじゃ、話が出来そうにない…。
プルルル…プルルル…
Nanamori
?電話、水咲さん?
結衣
え、あ、うん。ごめん、行くね。
私は急いで教室を後にした。
校舎裏
画面には、"しず先生" と表示されていた。
結衣
もしもし、しず先生。
静咲 零
結衣、急に連絡してごめんなさいね。
結衣
いえ、大丈夫です。どうなされたんですか?
静咲 零
今日の約束、やっぱり今からに変更でいいかしら?
結衣
…はい、大丈夫です。
結衣
直ぐに向かいます。
きっと、なにか重要なことを 見つけたんだ。