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救い主〜神様編〜

救い主〜神様編〜

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21

元の持ち主

♥

37

2024年04月21日

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凛音

さて、状況の整理も着いたことだし、神器、お前について教えろ

神器

もちろん。知らないといけない事もあるしね

琳寧

じゃぁ、私の神器は一体何なの?

神器

それは、見せた方が早いですね

神器

少々お待ちを...

パァァァ

ポトッ

(赤色がベースの刀です。大きさは普通。あとはご想像にお任せします)

琳寧

刀...赤い刀が私の神器ってこと?

神器

(はい。その通りでございます。)

神器

(色の方は、儂自身が赤色ですので、色を変えるのは不可能ですね)

凛音

琳寧、もう動けるか?

琳寧

うん。ちょっと回復したと思う

凛音

それなら持ってみろよ

琳寧

わかった

チャキッ

琳寧

うわ...

凛音

どうだ?

琳寧

初めて持つのに、すごく懐かしい気がする

琳寧

それに、よく手に馴染む

琳寧

そしてすっごく軽い!!

神器

(琳寧様はスピードがあります。重くて遅くなっては、勿体ないでしょう)

神器

(しかし、刀の切れ味などは変わっておりませんのでご安心を)

凛音

すげぇ優秀だな

神器

(勿論。これでも儂は最高級の神器なのでね)

琳寧

え、そんな凄いものを貰ったの..?!

神器

(はい。しかし、遠慮する必要はありません)

神器

(普通なら、その神の階級によって使える神器が決まるのですが、琳寧様は特別です)

神器

(そもそも儂が選んだお方ですし、それくらいはさせて頂かねば)

琳寧

そうなんだ...

凛音

なら琳寧、その刀で試し斬りしてみるか

琳寧

え?あ、うん

スッ

ポン

凛音

このダミーを斬ってみ

ブンッ

スパァン

琳寧

おぉ!

凛音

綺麗に切れるもんなんだな

琳寧

白蓮ちゃんにも教えてもらったし、この刀がすごいからだと思う!

凛音

へぇー

凛音

じゃぁ、俺にも使わせれくれよ

琳寧

どうぞ〜

神器

(...)

バチッ

凛音

痛っ

神器

(触るな。儂は琳寧様のものだ。小僧が使っていいものじゃない)

凛音

ほう...( *´˘`*ꐦ)

凛音

なら【俺も使える】ようにしようかな

凛音

琳寧〜俺がいいって言うまで目をつぶっていてくれ

凛音

絶対に開けちゃダメだぞ〜

琳寧

わかった...

ギュッ

凛音

よし...

神器

(...おい待て、何をする気だ...?)

凛音

ちょ〜っと分からせるだけだからな〜

神器

(な!やめろ...何をするnー)

ブワッ

凛音

琳寧、もういいぞ

琳寧

ん...

琳寧

何してたの?

琳寧

それで...神器さん...?

琳寧

なんで凛音に土下座を...?

神器

コワカッタデス

琳寧

凛音、そんな怯えるような事したの?

凛音

いや、別にそんな怖いことはしてないよ〜

神器

まぁこれはただの謝罪ってだけなんですがね

琳寧

(しゃ、謝罪で土下座...?)

神器

しっかしまぁ、こんなに人って変わるもんなんですね

神器

環境って大事なんだなと思いましたよ

琳寧

えと...何の話か全然ついていけないんだけど

神器

それならば、これも含めて話しましょうか

凛音

ちょっと待て

凛音

おい神器、ちょっとこっち来い

神器

ん?なんだ?

凛音

ゴニョゴニョ

神器

え、なんでそんな面倒くさいことを...

凛音

うっせ。順序ってものがあるだろうが

神器

はぁ...

神器

(心配症野郎が...)

神器

わかったよ。言う通りにする

神器

では、儂の前の持ち主についてお教えしましょうか

神器

あれは、まだ神と悪魔が全総力をあげて戦争をしていた頃の話です

うぉぉぉぉ!!!

ドカーン

カキーン

ザクッ

神の兵士

女帝様!!只今の戦況、こちらが劣勢でございます!!応援を..!

女帝

...わかった。今行く

しゅ味丸出しメーカーさんで作らせもらいました。

このお方は「女帝」。儂の前の持ち主です。戦争は普通、男の神のみが出るのですが、 「女帝」様は強すぎるため特別に軍に加入していました。 白い鎧と赤の羽織をまとって戦うお方です。羽織の色は軍の中の階級を表しています。赤は最上級です。 それだけ強く、賢く、戦場の中の皇帝のようなので「女帝」という二つ名がつきました。 しかし、このお方の本名を知るのはごく僅か。儂を含め、完全に信用できる者しか教えませんでした。

女帝

どこが1番危うい?

神の兵士

それが...防壁の門の前でございます

女帝

なに?そこは副団長の管轄だろ?なぜ危ういのだ

神の兵士

その副団長が...殺されました

女帝

...そうか

女帝

相手の大将は?

神の兵士

こちらです

ポゥ

女帝

...覚えた。

女帝

これが長続きしてもメリットはない。さっさと終わらせて帰るぞ

神の兵士

はい!!

シュン

女帝

...あいつか

女帝

やぁそこの悪魔くん

女帝

少々話があるんだ。聞いてもらえるかい?

悪魔の大将

...なんだ、言ってみろ

女帝

単刀直入に言うけど、このまま魔界に帰ってくれないかな?

悪魔の大将

魔界に?

女帝

そう。そしてそのまま、二度とここに来ないで貰えるかい?

悪魔の大将

...(´・∀・`)ハッ

悪魔の大将

そんなこと出来るわけないだろう

女帝

そうか...それは残念だ

女帝

しかし、こちらとしても、この場に残られるとまずいんだ

女帝

という事なので...

首だけ貰っていくね

ザシュッ

女帝

ふぅ...この首を持ちながら戦場を駆け回れば悪魔どもは逃げるだろ

女帝

...

女帝

終わらせようと思えばすぐ終われるくせに、己の目的を達成するためだけに命を軽視して戦争を続ける...

女帝

ほんと、君も性格が悪いよ

ルシファーくん

またまたしゅ味丸出しメーカーさんでございます

この者は悪魔の王「ルシファー」でございます。 神の女帝と悪魔のルシファーは、昔から仲が良かったのです。 しかし、悪魔を殺す女帝と、戦争の原因のルシファーのため、周りの者には絶対にバレてはいけませんでした。 そのため、誰もいないところで、密かに交流をしておりました。

ルシファー

気付いててそんな事言うのかよ

女帝

うん。嫌味ったらしく言ってみたけど、ダメージはどう?

ルシファー

正直そんなに

ルシファー

俺は元々やり遂げたいことがあった。それを、この戦争に乗じて達成しようとしてるだけだ

ルシファー

だから、神が勝手に仕掛けた戦争だが、俺は気にしてない。辞めたけりゃ勝手に降参すればいいのにな

女帝

仕方ないよ。こっちも面子ってものがあるんだから。

女帝

こちらが仕掛けたくせに劣勢で、そのまま降参するなんて、絶対できるものじゃないでしょう?

ルシファー

ま、そうだよな。…ったく、自分で自分の首を締めてるのに、辞めようとしないとは

ルシファー

もしかして、神って相当バkー

女帝

それ以上はだーめ。流石に怒られる

女帝

それよりも、はいこれ。君のところの大将首

女帝

もう殺したから、この軍撤退させてくれない?

ルシファー

あぁ、そうだな。

ルシファー

伝達するから、ちょっと待てよ〜

女帝

ありがとう

ルシファー

…よし、もう動き出してると思うぞ

ルシファー

じゃ、俺も帰るとしますか〜

またな。俺の愛人よ

シュン

女帝

( *´艸`)クスッ

女帝

バイバイ

救い主〜神様編〜

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