???
学園長
レオナ
学園長
レオナ
学園長
レオナ
学園長
学園長
_教室
肩で呼吸をしながら、 ゆっくりと自分の席へと向かう。
そして、こっそり持ってきていたあの本を取り出してトイレに駆け込む。
ぱらりと、中を開く。
そこには紛れもなく、僕が経験した全ての思い出がそこに記されていた。
デュースたちが壊した シャンデリア、
オーバーブロットした先輩たちを皆で頑張って倒した思い出、
マジフト大会、VDC、 グリムのオーバーブロットまで。
どこまでも細かく、記されていた。
それを見て、僕は思わず 肩をぶるっと震わせた。
ページをめくればめくるほど、 走馬灯のように蘇る皆との思い出。
自然に声まで聞こえてくる。
ユウ
息が詰まるほどの衝撃の中に悔しさと苦しさと感動と、訳のわからない激情が僕を襲った。
ぼろぼろ涙が溢れて止まらない。
ユウ
ユウ
夢じゃなかったのだ。
相変わらず、最後のページは黒いインクがびっしりで読める状態ではない。
僕はそれを指でなぞってみる。
すると、もっと涙が溢れて 視界が歪む。
ユウ
どうしてだろうか。
本当は、元の世界に戻れたことに対して嬉しさと、協力してくれたみんなへの感謝を感じるべきなのに。
僕の本当の日常は 確かにここにあるはずなのに。
ユウ
ふと目の前の鏡を見ると涙で 自分の目が真っ赤に腫れている。
ユウ
涙でぐちゃぐちゃになった自分の 酷い顔に思わず苦笑してみる。
泣きすぎて嗚咽が出る。
心残りを感じてしまう自分に 嫌気がさす。
自分の本当の居場所でなくても、また会いたいと思ってしまう自分に。
ユウ
なんて、鏡を触ってみる。
勿論、何も起きない。
ユウ
そう思い、振り返ろうとした瞬間。
いきなり目の前の鏡が水面のように 波紋を広げ始めた。
信じ難い光景に思わずぎょっとする。
だが僕は、もしかしたらという 小さな期待を抱いて、 震える手を思わず伸ばしてしまった。
指先が触れた。
ユウ
どぷん。
本は硬いタイルの上に乱雑に落ちる。
???
視界が真っ暗だ。
監督生
...
何やら物音がする。
暗い目の前に、うっすら光が見えた。
監督生
監督生
僕は目の前の暗闇を 両手で突き抜けた。
光の強さに目を瞑る。
少しずつ目を開けた先には、 見覚えのある人が、立っていた。
学園長
学園長
監督生
監督生
監督生
何度だって、逆戻りしてやるさ。
ただいま、 ツイステッドワンダーランド。
コメント
13件
ユウくんの意思でループしてたのかっ!!?