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何処からか軽快で優しい音がする。
この曲を聴いていると、いつの間にか玲桜が走っていた。
双葉美桜
ちょっ、玲桜〜！！
玲桜を追い掛けた先には音楽室があった。
双葉玲桜(弟)
……………
ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｰ(扉が開く音)
双葉美桜
し、失礼…します
音楽室に入ると、とても軽快で優しい音色が聞こえた
🎼.•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♬•*¨*•.¸¸♪
双葉美桜
(玲桜……)
双葉美桜
(珍しいなぁ)
ピアノを弾いている男の人がいた
双葉美桜
(イケメンだ)
双葉美桜
(中世のヨーロッパの人みたい……)
双葉美桜
(それにしても、とても優しい音。)
双葉美桜
(それに、何処かで聞いた事があるような……)
🎼.•*¨*•.¸¸♬♪。.:＊・゜♪。.:＊・
双葉美桜
懐かしい………
双葉美桜
凄い……
有栖川朔(副会長)
えっ！？
有栖川朔(副会長)
ありがとう♪
有栖川朔(副会長)
見ない顔だね
双葉美桜
あっ……私は
双葉玲桜(弟)
ねえねぇ、お兄ちゃん
双葉玲桜(弟)
ピアノとても上手だね
双葉玲桜(弟)
音楽好きなの？
双葉美桜
あわゎゎ……
双葉美桜
ちょっ玲桜！？
双葉美桜
す、すみません、勝手に
双葉美桜
部屋に勝手に入り、演奏を中断させてしまって
有栖川朔(副会長)
大丈夫です
有栖川朔(副会長)
ちょうど休憩しようと思っていたので
有栖川朔(副会長)
僕は、有栖川朔〈ｱﾘｽｶﾞﾜﾊｼﾞﾒ〉といいます
有栖川朔(副会長)
貴方は？
双葉美桜
私は美桜。双葉美桜
双葉美桜
あ、有栖川くんに、話しかけたのは
双葉美桜
双子の弟の玲桜だよ
双葉美桜
そして、私の後ろに隠れているのが
双葉美桜
双子の妹の玲美
双葉美桜
えっと………よろしくね
有栖川朔(副会長)
はい！玲桜くんに、玲美ちゃんに、美桜ちゃん…ですね
双葉美桜
(\ｷｬｰ/名前で呼ばれたー/////)
有栖川朔(副会長)
僕の事は朔で構いませんよ
双葉美桜
は、朔…くん？
有栖川朔(副会長)
はい！
双葉美桜
(て、照れる/////)
有栖川朔(副会長)
玲桜くん、さっきの質問は
有栖川朔(副会長)
音楽大好きだよ
有栖川朔(副会長)
もちろん、色んな楽器を演奏する事も…ね
双葉玲桜(弟)
そうなんだ！！
双葉玲桜(弟)
ボクも音楽大好きなんだ
双葉玲桜(弟)
お兄ちゃんと同じだ！！
双葉玲桜(弟)
一緒だね
有栖川朔(副会長)
そうだね玲音くん
双葉美桜
………………
双葉美桜
朔くんって
双葉美桜
なんか、いろいろ凄いね
有栖川朔(副会長)
いろいろ？
双葉美桜
そう。いろいろ
有栖川朔(副会長)
そう…ですか
有栖川朔(副会長)
美桜ちゃん達は、この学園に通うのですか？
双葉美桜
そうだよ！！
双葉美桜
月曜日からね。玲桜と玲美も一緒に
双葉美桜
だから、今日は学園見学をしてるの
有栖川朔(副会長)
そうだったんですね
有栖川朔(副会長)
学園の案内したい所なんですが、これから用事がありまして……すみません
双葉美桜
大丈夫だよ
双葉美桜
地図あるし。ありがとう♪
双葉美桜
またね朔くん
双葉玲桜(弟)
バイバイお兄ちゃん
双葉玲美(妹)
………ｺｸｯ……(頷く)
有栖川朔(副会長)
また、
こうして、私たちは音楽室を出て次のところを見てまるのだった。
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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