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不感症恋愛。

不感症恋愛。

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2

不感症恋愛。 lesson2

♥

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2021年09月05日

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三木麻里奈

んっ…

ホテルのベッドの上、 私は加賀屋課長に唇を重ねられていた。

不思議と、抵抗感はない。それどころか…

三木麻里奈

(課長のキス、優しい…)

三木麻里奈

(頭の中、溶けちゃいそう)

加賀屋利典

…三木、唇少し開けるか

三木麻里奈

ふっ…ん

唇を開くと、課長の熱い舌が入り込んできて体が熱くなる。

三木麻里奈

(どうしよう)

三木麻里奈

(今まで、キスで気持ちいいなんて)

三木麻里奈

(思ったことないのに…)

加賀屋利典

お前…

加賀屋利典

本当に不感症なのか?

三木麻里奈

んんっ…

加賀屋利典

キスだけで、こんなにとろけてるのに

うなじを指先で撫でられ、体がビクリと跳ねて息が上がる。

三木麻里奈

本当です

三木麻里奈

私、いつもはもっとガチガチで…

三木麻里奈

感じたことなんて…

加賀屋利典

そうか

三木麻里奈

っ!ひぁっ

加賀屋課長は私の首筋にキスをひとつ落とした。

三木麻里奈

…はい

加賀屋利典

もし、嫌だと思うことがあったら

加賀屋利典

必ず言うこと

三木麻里奈

わ、分かりました

加賀屋利典

いい返事。偉いな

三木麻里奈

突然、愛でるような笑みを向けられ驚く。

三木麻里奈

(課長のこんな表情初めて見た…!)

三木麻里奈

(笑うとより一層かっこいい)

三木麻里奈

あっ

その時、バスローブの紐を解かれる。

三木麻里奈

待ってくださいっ…!!

加賀屋利典

どうした

三木麻里奈

は、恥ずかしくてっ

三木麻里奈

下着、可愛くないですし

三木麻里奈

少し、心の準備を…

加賀屋利典

心配するな

三木麻里奈

やっ

加賀屋課長は、バスローブを押さえた私の手を外し、前を開いた。

三木麻里奈

(すごい、見つめられてる…!)

三木麻里奈

そ、そんなに見ないでくださ

加賀屋利典

…キレイだな

三木麻里奈

えっ

加賀屋利典

こんなにキレイな体で

加賀屋利典

何を心配してるんだ

三木麻里奈

あぁっ

脇腹をするりと撫で上げられる。

加賀屋利典

もっと見たい

三木麻里奈

っ…

課長は射抜くようにこちらを見つめ、私の返事を待っている。

私がゆっくりと頷くと、パチンとブラのホックが外された。

課長の大きな手が優しく胸に触れる。

三木麻里奈

んんっ…

三木麻里奈

(どうしよう、気持ちいい)

三木麻里奈

(声出ちゃう)

三木麻里奈

は、恥ずかしっ…

加賀屋利典

口を抑えるな

加賀屋利典

そういう声は出していいから

加賀屋利典

聞きたい

三木麻里奈

や、やだっ…

三木麻里奈

(そんなところっ…)

加賀屋利典

…とろとろ、感じてるな

加賀屋利典

大丈夫、俺に任せていい

三木麻里奈

は、はい…

三木麻里奈

(指がナカで…!)

三木麻里奈

あぁっ!

三木麻里奈

待ってください課長っ…

三木麻里奈

なんか、変っ…怖い

加賀屋利典

大丈夫だ。怖くない

加賀屋利典

上手に快感を拾えてる

三木麻里奈

ひっ、あぁ…

三木麻里奈

で、でもっ

加賀屋利典

気持ちいいなら教えて

加賀屋利典

少しでも傷付けたくない

三木麻里奈

っそんなの、言えませっ…

恥ずかしくて両手で顔を隠すと

耳元で吐息交じりの声で囁かれ、ゾクゾクと肌が粟立つ。

加賀屋利典

三木、言って

三木麻里奈

ひっ…やぁっ

三木麻里奈

き、もちいい…から

加賀屋利典

そうか、良かった

三木麻里奈

三木麻里奈

(今までの男の人とは全然違う)

三木麻里奈

(触れ方も、何もかも)

三木麻里奈

(全部が甘くて、優しい)

初めての快感に、半泣きで課長を見上げると

余裕のなさそうな表情をした加賀屋課長に脚を大きく広げられる。

加賀屋利典

もう、良さそうだな

加賀屋利典

三木、力を抜け

三木麻里奈

はぁ、ん…

加賀屋利典

そう、上手

深く唇を奪われ、舌を絡まされる。

課長の動きで、身体中がとろけるように痺れた。

三木麻里奈

(あっ…うそ)

三木麻里奈

ああぁっ

快感の逃し方が分からずに、シーツを握ると

額を柔らかく撫でられる。

加賀屋利典

大丈夫だ

三木麻里奈

で、でもっ

三木麻里奈

体熱いっ…

加賀屋利典

もっと熱くなっていい

三木麻里奈

ひぁっ

加賀屋利典

不感症じゃ、なくしてやるから

普段は冷静沈着な加賀屋課長の

男を感じさせる色っぽい表情に、心臓が跳ねる。

そのまま私はされるがまま、快感の波に飲み込まれた。

加賀屋利典

違和感はなかったか?

三木麻里奈

…はい

加賀屋利典

よかった

三木麻里奈

(違和感どころか)

三木麻里奈

(今までにないほど感じちゃった…)

三木麻里奈

(なんで?私不感症なはずじゃ…)

加賀屋課長はさっきまでの色気を引っ込め

真剣な表情でネクタイを締めている。

加賀屋利典

今回は上手くいったが

加賀屋利典

次回以降、また感じにくくなるかもしれない

三木麻里奈

そうなんですか…?

加賀屋利典

だから、これからは

加賀屋利典

三木の性感帯を育てていこうと思う

三木麻里奈

…え?

加賀屋利典

自分が感じる場所を把握しておくのも

加賀屋利典

不感症じゃ無くなる為に必要なはずだ

三木麻里奈

んっ

不意に、課長の指先が私の耳の縁をイタズラになぞる。

三木麻里奈

か、課長…?

加賀屋利典

多分三木は耳が弱い

加賀屋利典

その性感帯

加賀屋利典

上手に育ててみよう

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