そんな可愛い笑顔されたら

別れるのが辛くなるじゃん

俺はなーくんの家に帰ってきた

もし俺が死んでいるっていつか気づいたら なーくん、どんな反応するのだろうか……

泣いてくれるのかな…

俺は重いため息をついた

💖くんは面白くてかっこよくて…

俺の憧れだ………………………………………………

いつも💖くんに助けて貰ってる

今日だって………………………………………

俺ってそんなに襲われやすいの？

なんでいつも変な人に声をかけられるの？

そんなのやだよ…

気がつくと俺は泣いていた

俺は💜くんの過去について聞いた

それはとても

悲惨なものだった

俺ね、幼い頃母が病気でなくなって…

お父さんが育ててくれたんだけど

お父さん酒に溺れていてね…

おまけにギャンブルにもね

俺はいつも父さんに殴られていた

もう辛くて辛くてね…

学校でもいじめられててね…

時には炙られたこともあったな

そのせいでだんだん目が見えなくなって

もうその時に決めたんだ

もう誰とも関わらないって

誰かと関わったら何されるか分からない

関わりたくないってね…………

けど大人になったら関わることが沢山あるから、人と頑張って関わろうって思ってた

けど、顔もよく見えないのにどうやって関わっていけばいいのかが分からなかった

何をすればいいのかすら分からなかった

俺はそれから誰とも関わらずに生きてきた

けどある日その日常は変わった

変えてくれた人誰だと思う？

心の光になってくれた人誰だと思う？

そう

💖くんだよ

俺は💜くんを抱き寄せて頭を撫でることしか出来なかった

今、なーくんのお気に入りの場所に向かってる

一体どこだろうか

目の前を見ると、一面にひろがる花畑があった

こんな会話をしながら午前中はここにいた

服屋で服を見たり

ジェットコースターに乗ったり

お化け屋敷に行ったりして、1日を満喫した

俺が前を向いて歩いた時、ジェルくんはいなくなってた

ここの町の人を

笑顔にするね