久しぶりに君とのプリクラを見てみたんだ。
プリクラには 「ずっと愛してる」 「結婚しよ」という文字。
やっぱり、寂しい。 やっぱり、悲しい。 やっぱり、苦しい。
自分から君を離したのに 何を言ってるんだって思うだろう。
君の〃好き〃は嘘だったのかもしれないけど、
私は君のことを本気で愛してたよ。 好きだったよ。 大好きだったよ。 もちろん、今でも好きだよ。
あの日、 約束してしまったことを後悔して どのくらい経つだろう。
周りからどう思われてもいい。
「不釣り合い」「ブスだ」とか、 どう思われてもいい。
だから、もう一度、 話す奇跡をください。
もう話すことも、近くに行くことも、 許されないかもしれない。
けど、それでも私は 文化祭の日を信じている。
文化祭の日、私は 君と話せると信じている。
近くに行けば、話してしまえば、 彼は先生に怒られるだろう。
あの約束を破ることになるから。
けど、けれど、 私は彼を誰もいない場所へと引っ張り そこで話を進める。
もう一度話せる奇跡をください。
君に出会ってすぐ、 「ごめんなさい」と謝らせてほしい。
そしてすぐに、 恋愛の話を持ち出したい。
私は明日を、 私は文化祭の日を、 君と話せると信じている。
一度だけ願いが叶うとするなら、 私は君と話したい。 君ともう一度やり直したい。
私は待っている。
もう一度、話せる奇跡をください──。