薄桜鬼~

第5話

薄桜鬼第5話

115

2022年07月26日

#オリキャラ

#薄桜鬼

#タイムスリップ

#巫女

#妄想

なな

千香

暇…

千香

千鶴は巡察に同行してるしやることは全部できちゃったし…

千香

すごーく暇

千香

私も変わったな…一人の時間が暇だって思えるなんて……

藤堂平助

千香！ちょっと来てくれ！

千香

わ、わかった

土方歳三

お、来たか

千香

あれ？千鶴は？

原田左之助

それだがな

斎藤一

いなくなった

千香

いなくなった？

土方歳三

巡察の途中でいなくなったらしい

原田左之助

だから屯所に戻ってきたんだが屯所にもいなくてな

藤堂平助

風間が連れ去ったとかか？

千香

いや、それは無い

千香

確かに連れ去られた可能性は高いと思うでも風間じゃない

千香

今までも風間は千鶴を攫い来る時は正々堂々と来てたでしょ

千香

そんな奴に限ってそんなねちっこいやり方しないと思う

藤堂平助

じゃあ誰が

千香

おそらく新撰組に恨みを持ってる浪士あたりの仕業だと思う

千香

いつも巡察に同行していてそれでもって小柄…幹部の人と親しくしてる姿を見ているとしたら

千香

格好の獲物なのは間違いないわ

藤堂平助

早く助けに行かねぇーと！

斎藤一

居場所もわからぬのにか？

藤堂平助

それは……

千香

ねぇ

千香

明日の巡察の担当は？

藤堂平助

俺だけど？

千香

明日の巡察に私も連れてって

藤堂平助

いや、危ないだろ

千香

危険なのは重々承知よ

千香

でも千鶴を奪われたまま指くわえて見てらんないわ

千香

相手は計画的にやってる。千鶴を攫われて何もしてこないって分かれば痺れを切らしてまた同じことをすると思うの

千香

それを逆手にとる

千香

一か八かの賭け。でも、充分賭ける価値はある

藤堂平助

千鶴殺されたりとかしねーよな…

千香

その可能性は低い

千香

狙いが新撰組で千鶴は幹部の皆さんをおびき出す餌だとしたら

千香

千鶴身の危険はないとは言えないけど少なくとも殺されるってことは無い

沖田総司

千香ちゃんって頭いいんだね

千香

現代にいた頃からそーゆうことはあったので

土方歳三

まずは明日だな

土方歳三

各所に島田や山崎を配置しておこう

千香

平助

藤堂平助

なんだ？

千香

私が攫われるとしても無視してね

藤堂平助

わかった

藤堂平助

千香ほんとに大丈夫か？

千香

もう、心配性だな

千香

大丈夫だよ

その後巡察に出て私の作戦通り物事が進んだ

ドサッ！

千鶴

千香？！

千香

あ、千鶴無事？

千鶴

うん

千鶴

千香はなんでここに…

千香

なんでって…捕まったから？

千香

ってのは嘘で助けに来た

千香

千鶴がどこにいるかわかんないし私が囮になったの

千香

今日の夜新撰組のみんなが助けに来るはずだよ

千鶴

…………

千香

そんな不安そうな顔すんなっていざとなったら私が千鶴のこと逃がすからさ

藤堂平助

千鶴！千香！どこだ！

千香

(やっと来た)

千香

ここ！

バンッ！

千香

千鶴の方先に解いてやって

藤堂平助

わかった

千香

っ…

千鶴

ありがとう平助くん

浪士

おっと！そっから動くなよ？

千鶴

千香！

千香

大丈夫

浪士

こいつを殺されたくなければ近藤を出せ！

千香

私に構わず早く千鶴を！

浪士

黙れ！

千鶴

千香…！

千香

私は大丈夫

千香

平助！私のことは構わないで！千鶴を早く！

藤堂平助

でも

千香

大丈夫だから

藤堂平助

わかった

浪士

待て！

千香

待つのはお前だよ！

ドゴッ！

浪士

お前いつの間に縄を…

千香

こんなん解くのなんて簡単なんだよ

浪士

俺に手を出したってことはわかってんだろうな…

千香

は？

浪士

殺してやる！

千香

だからさ…

ドスッ！

千香

お前弱すぎなんだよ。

浪士

ぐはっ……！

千香

私を殺したいならもっと強いやつ連れてこい。てめぇみてぇな雑魚相手にならねぇんだよ

千香

！！

ザッ………

風間千景

ほう…

千香

(背後に…気づかなかった)

千香

お前は…

千香

風間千景

鈍い訳では無いな…

千香

また千鶴を攫いに来たのか

風間千景

安心しろ今日は戦う気は無い

千香

じゃあ何しに来た

風間千景

ただの暇つぶしだ

風間千景

そう警戒するな。取って食いはしない

千香

そう言われて警戒を解く馬鹿がどこにいる

千香

少なくとも私は馬鹿じゃないからね。敵を前にして警戒心を解くなんてしない

風間千景

弱い犬ほどよく吠えるな

千香

あんたそれ前にも言ってたけど、その言葉好きなの？w

千香

じゃあ私ももう1回言っといてやる

千香

私が弱い犬かはやってみないとわかんないんじゃない？

風間千景

フッ………

スパッ！

千香

っ！

風間千景

ほう…これを避けるか

千香

あんたが思ってるほど鈍くないからね

千香

来いよ？相手してやる

風間千景

よせ…女を斬る気はない

千香

………

千香

あんたってホントわかんないやつだね

スタッ…スタッ…スタッ

クイッ…

千香

何す……

ドクッ！

千香

やめろ！

風間千景

お前は鬼…なのか？

千香

は？

千香

って離せよ！

バシッ！

千香

私が鬼かどうかなんてお前に話す義理はない

フラッ……

千香

っ………

千香

(あいつが顎を持ち上げた時なんか嫌な記憶が…)

千香

これは何…

風間が再び千香に触れる瞬間

原田左之助

そいつに触れんな！

千鶴

千香大丈夫？！

千香

ちず…る

トサッ……

千鶴

千香？！

千鶴

気を失っただけ？

原田左之助

おい、こいつに何をした

風間千景

さぁな？

サッ………

原田左之助

待ちやがれ！

藤堂平助

千香は？！

千鶴

気を失ってるだけみたい

藤堂平助

そっか

藤堂平助

俺が運ぶ

千鶴

うん

千香

んっ……

千鶴

千香！

千香

千鶴？

千鶴

良かった…

千香

私いつの間に…

千鶴

千香気を失ったの

千香

そう…

千鶴

大丈夫？

千香

うん………

千鶴

(千香なんか…元気ない？)

千香

(全部…思い出した)

千香

(周…)

その夜

千香

(誰も…いないよね)

ザッ…

原田左之助

どこ行く気だ？

千香

！

千香

原田さん？

千香

起きてたんですね

千香

どうしたんですか？

原田左之助

どうしたはこっちのセリフだ

原田左之助

こんな夜中にどこ行くつもりだ

千香

何処へだっていいじゃないですか

原田左之助

なんかあったのか？

千香

いいえ

千香

千鶴も幹部の皆さんも良くしてくれていますよ

原田左之助

じゃあなんで

千香

全部思い出したんです

千香

全て思い出したからには私の責務を全うするだけです

千香

何の因果かは知りませんが風間に触れられた途端に忘れていた…いえ、故意的に忘れさせられた記憶が蘇ったんです

千香

周の姉として成し遂げないと行けないことですからあなたがたには関係ありません

原田左之助

だとしても一言ぐらいあるだろ

千香

…………

千香

それは謝罪します。こうして出ていく形になり申し訳ないと思います。

原田左之助

俺の目をちゃんと見ていえ

千香

っ………

原田左之助

黙ってちゃわかんねぇぞ

原田の顔を見あげようとすると目から一雫の涙が溢れた

千香

今までありがとうございました。この御恩は一生忘れません

千香

では…

グイッ……

千香

離してください

原田左之助

離したらお前どっか行くだろ

千香

私が居なくならないとあいつらは狙いをあなたがたに向ける。そうならないように先に手を打とうとしているのになんでわかってくれないんですか！

千香

お願い…離して…

ギュッ………

千香

(力強っ…)

千香

離して…これ以上…決意を鈍らせないで…お願い…

千香

私は弟を救わなきゃ…

原田左之助

どゆうことだ？

千香

…………

千香

私があの事件の時気を失って何日か眠った時

千香

昔の夢を見たんです

千香

私が前に話したこと…全て偽りだったんです

千香

周は私を裏切ってなんていなかった

千香

今までの行動全て私のためだったんです

原田左之助

どゆうことだ？

千香

私が巫女として育ったのは事実ですでもその後の周が私を裏切る記憶…それ自体が偽りだった

千香

大方私を守るための嘘でしょうね…

原田左之助

わかるように説明してくれ

千香

前に話した私の婚約者

原田左之助

………

千香

そいつが黒幕だったんです

千香

そして私の妹そっちが本当の裏切り者だった…

千香

あの時妹は死んでなかった…

千香

多分ですが…妹が生きていると知った周は私の元婚約者に「従わなければお前の姉を殺す」とでも言われたんしょうね

千香

だから私の記憶を消し自分が裏切り者だと信じ込ませるため演技をした

千香

姉なのに気づけないだなんて…

千香

だから私は周を助けなきゃならない。姉として

千香

だから…行かせてください

千香

あなた方に責務があるように
私にも姉としての責務があります

原田左之助

それが死ぬことになってもか？

千香

はい

千香

ここに来た時も言いましたが死ぬことに対して恐怖はありません

原田左之助

だとしても女が死ぬかもしれないのに見過ごせるわけねぇだろ

千香

見捨ててください

千香

私は人間じゃありません。そうそう簡単には死にませんから

原田左之助

人間じゃねぇって言ったって人の心を持った女だろ

千香

………

千香

あんな傷の治り方なのに人間って相当物好きですよね原田さん

原田左之助

自分でもそう思うぜ

千香

ですけど、私は姉として弟を救わなきゃいけないんです。

原田左之助

俺も協力してやるよ

千香

え……

原田左之助

日頃からお前には世話になってるしな

千香

いいんですか…？

原田左之助

おう

千香

ありがとうございます…

原田左之助

お前…ずっとそうしてた方がいいぞ？

千香

？？

千香

なんか言いましたか？

原田左之助

いいや

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薄桜鬼の物語を探してたらあなたの物語を見つけましたそれはとても面白く良かった物語ですあなたはちなみに薄桜鬼で推しは誰ですか？私は齊藤一です😁

なな

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