しろせんせー
そんな声が、暗闇に響く。
ニキ
しろせんせー
ニキ
可愛くて仕方がない恋人の露出した肌を、するりとなぞる。 それと同時に身体が跳ねて、甘い声が上がった。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
そう言いながら、俺の服の先をくいと引っ張る。
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
自分で誘ったくせに、何をしているんだ俺は。 こんな展開になることくらい、少しの予想は出来ただろうに。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
そう俺に問いかけた彼は、やけに言葉を躊躇う。
ニキ
しろせんせー
何も不審に思うことなく彼の意のままに手を差し出す。
すると、先程まで彼の脚に触れていた指先は、すぐに口内へと放り込まれた。
しろせんせー
ニキ
恋人の指を口内へ差し込んで、唾液を絡めて、何故かその指を堪能する彼が目の前にいて。 どう足掻いても、そんな姿が卑猥にしか映らなかった。
ニキ
指先を舐りながら眉目秀麗なその顔を歪ませ、吐息の混じった官能的な声を上げる。
ニキ
暗い室内に、水音だけが響く。
しろせんせー
ニキ
離したくないんだと言わんばかりの表情で、俺にそう訴えかける。そんなに俺の手が好きなら、言ってくれればよかったのに。
しろせんせー
ニキ
やっと、生温かい口内から指先が解放された。 潔癖症な俺からしても、何だか新しい扉が開いてしまいそうで困る。
口内を辿って、歯列をなぞって、弄ぶように舐って。 そんな感覚が癖になってしまいそうだった。
随分と濡れた指先を泥濘につぷ、と埋め込む。
しろせんせー
ニキ
あれ?コイツ、人の指咥えてただけじゃね?とかそんなこと思ってはいない、決して。 ただ少し、開発されちゃったのかなって思っただけ。主に俺から。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
小さくて低い声で貰った了承に、彼の中をぐっ、と押した。
ニキ
しろせんせー
いつもなら身体が跳ねて、甘い声を出すのに。 そう思って、何度もその場所を押しながら話を続けた。
ニキ
ニキ
先程とは違い、苦しげな声が響く。
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
俺は「声聞かせて♡」なんてチープなAV男優さながらの台詞を放たずに、挑発も同義な言葉を投げかけた。
そこからはもう、なし崩しだった。
しろせんせー
ニキ
ずぷ、と指先が埋め込まれる様を傍で見て、久方ぶりの感覚に目眩がしそうだった。
ニキ
しろせんせー
何やら良い反応を示した場所を、濡れた指先で中を押し広げるかのように愛撫した。
そうするとまた、短い言葉の羅列が紡がれる。
ニキ
ニキ
零れ落ちたような声で涙目になりながら告げられたその言葉を、拒否と受け取る馬鹿がどこにいるだろうか。
しろせんせー
ニキ
そう言って彼は、ベッドのシーツを掴みながら顔を逸らした。
これは、以前からの癖だった。 恥ずかしいことがあると耳を赤く染めて、顔を歪ませながらそっぽを向く。それでも彼なりの照れ隠しなのだろう、一方の手は必ず俺に触れていた。
しろせんせー
しろせんせー
出来るだけ優しく、落ち着いたトーンでそう投げかけると、こちらを上目遣いで睨んでくる。 この状況を作った張本人のくせに調子に乗るなって?無理無理、だってお前すっげぇ可愛い。
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
「 痛くされてもいいよ 」
そう言って彼は、太陽みたいな暖かい笑顔で優しく微笑んだ。 これは俺が、1番大好きな表情だ。
彼の隣で、ずっとずっと弾けるような笑顔を見ていたいと思ったのが、恋に気づいたきっかけだったからだ。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
そんな宣言を遮るかのように発された言葉に、俺もすかさず反応をいれる。 今更躊躇ったりするのだけは勘弁してくれ。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
俺ってやつは本当に用意が悪い。 ゴムは持ち歩けって何度も言われただろうに。これ、男の常識。
ニキ
了承を得て、既に熱しきった俺の陰茎の先端を泥濘の入口へとあてがう。 それだけで震える身体が、堪らなく愛おしかった。
しろせんせー
ニキ
突き破るような感覚と同時、俺の大好きな笑顔が一瞬にして快楽で歪んだ。
ニキ
ニキ
そう言って、苦しげな顔をしながら無理に口角を上げた。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
今日は配信もあったし、明日は大学とライブだし。 体力の管理はしっかりしておかないといけなくて、快楽を求めて動きたいという気にはならなかった。
それに、時折締まる彼の中が充分すぎるほど気持ちがよかった。
ニキ
ニキ
そんな挑発、もとい悦楽。
しろせんせー
ニキ
ニキ
恋人にこんな風に強請られてしまえば仕方がない。 了承の意を示した後、彼の腰を掴んだ。
しろせんせー
彼の返事を待たぬまま、思い切り腰を突いた。
ニキ
単調な音だけが卑猥に響く。 でもその音が、妙に心地よかった。
ニキ
ニキ
目が潤んで、一粒だけぽつりと零れ落ちる。 その様子があまりに綺麗で、そっと唇へ噛み付いた。
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
そんな言葉を聞いて、勿論俺の口角はにやりと上がった。 この発言が後に彼を苦しめることになると知ったら、どれだけ後悔するだろうか。
また、奥へ奥へと。
何度も快楽を求めて繰り返した。
ニキ
ニキ
肩を震わせながら紡がれる言の葉に、俺の中の何かが壊れてしまいそうな感覚すらして。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
「大好き」だなんて、実にもどかしい。 言葉になど表しきれない、本能のままに動く己の身体は、間違いなく彼を求めていた。
「 俺無しじゃ生きてられないくらい、快楽に堕ちてほしい 」
不意に口をついて出た言葉に、ごめん…と少しの謝罪をした。 それなのに。
ニキ
薄く開かれた彼の唇から、微かな声が洩れて。
その澄んだ瞳にぐっと心を捕まれ、囚われたみたいに目が離せなかった。
ニキ
顔が赤らむのを自覚した。
しろせんせー
ニキ
「 壊れるまで突いて 」
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
そんな宣言は、彼の声に掻き消されそうだった。
最奥を穿いて、震える唇にキスをして、俺の瞳で空恐ろしいくらいに乱れた彼の姿を見て。
ニキ
ビクビクと震えながら白濁を吐き出す彼の中が、やけに締まって。 与えられた快楽に、俺ももう限界だった。
しろせんせー
ほんの少し残っていた俺の理性が、陰茎を引き抜こうとしたのだけれど。
ニキ
「 ボビーと1番奥で繋がっていたい 」
お前の中で俺は今、どんな存在?
俺にとってお前は___
一生を誓える程、愛する人。
コメント
8件
朝から最高気分始まりました、幸せすぎるありがとうございます!!!!!!!
本当に最高でした。ニキくんが甘えんぼなところも強気な所もその差がまたせんせーが興奮する要因なんだろーな...せんせーもやってる時に言う言葉が在り来りな言葉じゃなくてわざと挑発的な言葉を使ってるのが頭いい所とあっててめっちゃ最高です。ありがとうございます
にやけが止まんねーぜ☆