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レディ
眠れない
レディはジョーカーを無理やり起こす
ジョーカー
なんだレディ。怖い夢でも見たのかい？
いつもの白塗りメイクとは違い、スッピンのジョーカーは端正な顔立ちをしている。 彼は少し眠そうな顔をしながらも微笑んでいた
レディ
怖い夢は見てないけど...なんだかしんどいの
ジョーカー
最近暴れてばっかだからなぁ。まぁ無理に寝ないで、夜の空気でも吸ってこいよ
レディ
えー。寒いよ
ジョーカーはため息をついた
ジョーカー
なら子守唄でも歌ってあげようか？
レディ
ジョーカー音痴だから良いよ
ジョーカー
私が音痴だって？
レディ
悪夢見そうになるぐらい音痴
ジョーカー
言うねぇ。美人だからってあまり調子乗られちゃ、私はとても困るよ
ジョーカーはわざとらしく眉を下げる
レディ
言われるほど美人じゃないもん。貴方の方が綺麗
ジョーカー
それそれは有難くないお言葉。私は綺麗より面白い顔と言われる方が嬉しいんでね
レディ
なんでよ
ジョーカー
面白い方が魅力的じゃないか。無限を感じさせるよ。綺麗は時につまらなくなるからね
レディ
地味にディスったな
ジョーカー
そんなつもりは無いさ
ジョーカーは鼻で笑う
レディ
とにかくさ。眠いのよ。眠らせてよ
ジョーカー
ナイフで心臓を刺せば、嫌でも眠ることが出来る
レディ
冗談はやめてよ。本当に眠いからなんとかして
ジョーカー
我儘な女だなぁ
ジョーカーは腕を組み、しばらくの後に人差し指を立てた
ジョーカー
お話をしよう。私とバットマンの愉快なお話をしたら気持ちよく眠れるはずさ
レディ
えー...いいよ。もういいや、おやすみ
レディは布団を被って目を閉じ、それにジョーカーは肩をすくめる
ジョーカー
（我儘を通り越して、可愛げない女だなぁ。ま、それが彼女の良いところなんだけどね）
レディはすぐに寝に落ちたがイビキが五月蝿すぎて、後にジョーカーに起こされる羽目になった
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
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