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テラーノベル(Teller Novel)

繁華街から離れた路地裏。 ここに、呪霊は多数居る。

私は、呪霊を祓う…のでは無く

呪霊を倒す「呪術師」を殺す。

路地裏の奥から、 呪霊が唸る声と 建物が壊される音がする。

きっと、「獲物」は 自らが降ろした「帳」に 侵入者が居るとは知らずに__。

私は元々一般人より呪力が少ないため 並の呪術師でなければ 私の存在を認識出来ない。

さあ、仕事を始めようか。

呪霊の亡骸が 灰となって天に散る中

私はその奥にいる 「帳」を解こうとしている呪術師に 声をかけた。

文月 音夜

おーい、

文月 音夜

きみ、この呪霊祓ったよね?

呪術師(MOB)

…っ!?

呪術師(MOB)

(声をかけられるまで存在に気づかなかった…)

呪術師(MOB)

(さっきの呪霊と戦ったとき、呪力を多く消費したから)

呪術師(MOB)

(その分他の呪力を認識できなかった…)

呪術師(MOB)

(それに、元の呪力が少ない…)

呪術師(MOB)

…祓った、けど

文月 音夜

何で祓ったの?

呪術師(MOB)

え、いや…

呪術師(MOB)

僕、呪霊を祓う呪術師なので、

少々困惑気味に話す 呪術師を見る。

殺すのは、あれを言ってから。

文月 音夜

ふーん、

文月 音夜

呪術師って、なんかつまんなくない?

呪術師(MOB)

え、?

文月 音夜

呪霊ばっか祓ってさ〜、何が楽しいの?

呪術師(MOB)

…呪術師は、人を助ける仕事です。

呪術師(MOB)

僕は、呪霊を祓って、人を助けて

呪術師(MOB)

人に必要とされて、感謝される為に呪術師になりました。

呪術師(MOB)

だから、正直、楽しいです。

つまらない経験論を長々と聞かされ 飽きてきた。

文月 音夜

ふーん、

文月 音夜

きみの術式なら、「こっち側」の方が

文月 音夜

「人」を殺すのにいい材料になるのに、ざんねーん、

呪術師(MOB)

… !?もしかして、

呪術師(MOB)

君は、呪詛師、

文月 音夜

ぶっぶー、

文月 音夜

非術師は殺さないよ。

文月 音夜

私は、呪術師殺し。

呪術師(MOB)

呪術師、殺し…?

文月 音夜

ということで、

文月 音夜

きみ、消えてもらうよ。

呪術師(MOB)

はっ、何で僕が!

文月 音夜

仕事だから。

呪術師(MOB)

仕事…だれとつるんでる!

呪術師(MOB)

呪霊とも関わっているのか!?

文月 音夜

私は秘密主義だから言わないよ?

文月 音夜

はい、ばいばーい。

私はそう言い 呪術師の身体を半分に斬った。

文月 音夜

… 呪術師って、何で皆楽しいって言うのかなー?

文月 音夜

今まで殺してきた皆、同じ答え。

文月 音夜

一人くらい居ないのかな?

文月 音夜

私達の味方になってくれる呪術師。

第一話 𝑒𝑛𝑑

私 は 「呪 術 師 」が 嫌 い .

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