/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
美桜
明日デートしよう😚
涼介
いいよ👌👌
私は東 美桜 中学3年生
春になったら 高校生になるんだ！
ー次の日ー
美桜
凄い！
美桜
ここが涼介のお家かぁ…😍💕
涼介
別にそんないい所じゃないよw
美桜
あ！ここ！ここ！
美桜
キッチンが大理石だからお金持ちが！
涼介
いやw
涼介
これ賃貸だし。
美桜
ふーん
ーその後ー
美桜
じゃあね
涼介
うん。
涼介
今日はありがとう。
美桜
勉強会になっちゃったね。
涼介
そうだね。
パタリと家の戸が静かに閉まる
手を振り終えた涼介はキッチンに向かって薬を探す
涼介
...。
ー次の日ー
美桜
数学のワーク終わった？
涼介
まだ😅
美桜
じゃあ今日も行っていい？
涼介
いいよ。
その次の日も美桜と涼介はデートをした。
今は桜咲く春休み
美桜
ん〜
美桜
気持ちいいっ！
涼介
だね
涼介
でも流石にまだ海には入れないねw
美桜
海水浴は春に下見。
そして夏にいざ泳ぐ！
そして夏にいざ泳ぐ！
美桜
また夏休みに来ようね😍💕💕
涼介
うん。
涼介
行けたらね。
そう。
涼介は重い病を抱えている。
美桜
陽介！
美桜
明日も海水浴下見行こ！
美桜
陽介？
美桜
美桜
今日は返事遅いね。
美桜
美桜
既読ついてるのに…。
涼介
めん(ごめん)
美桜
なに？
美桜
めんってw
涼介
うり(もうむり)
美桜
うり？w
涼介
んとめん(ほんとうにごめん)
美桜
んとめん？w
美桜
面白いね
涼介
にゅんい(入院してる)
美桜
にゅんい？
美桜
入院？
涼介
ん。(うん)
美桜
なんで？
美桜
骨折？
涼介
びょで(病気で)
美桜
なに？
美桜
びょってw
美桜
まぁいい。
美桜
明日お見舞い行こうか？
涼介
ん(うん)
涼介
りがと(ありがとう)
ー次の日ー
美桜
やっほー👋
涼介
み…お…。
美桜
涼介？
美桜
大丈夫？
美桜
涼介！！
涼介
はぁはぁ
美桜
美桜
誰かっ！誰かぁ！
ー30分後ー
医者
はい。
医者
もうお話出来ますよ。
美桜
良かった。
涼介
ごめん
涼介
こんななっちゃって…
美桜
いいえ。
美桜
こちらこそごめんね。
涼介
明日…元気になれば…
涼介
退院できるから…
美桜
心配して損した〜
美桜
元気じゃん💕
美桜
じゃあね
涼介
み…お。
ー次の日ー
美桜
あ！涼介！
美桜
退院出来たんだぁ
涼介
美桜っ！
美桜
よかった
涼介
今から少し家族と外食するから美桜ん家で待ってて
美桜
やったー！
ー2時間後ー
美桜
まだ来ないな…
美桜
なんかあるのかな…？
ピーンポーン
美桜
あ！きた！
美桜
○ネコヤマト
宅急便デーす
美桜
あ…ども。
美桜
なんだ…
ー3時間後ー
美桜
もう夜中だよ…
美桜
まだかな？
美桜
寝よう
ー次の日ー
美桜
涼介！
美桜
きのうおそかったね！
美桜
というか来なかったね！
美桜
ちょっと既読つけなさいよォ！
ピンポーン
美桜
あ！きた！
涼介の母
こんにちは。
美桜
こんにちは。
涼介の母
涼介の事はまだ何も聞いていないよね？
美桜
なんですか？
美桜
というか上がってください。
涼介の母
ありがとうございます。
涼介の母
昨日涼介は外食に行ったのよ。
涼介の母
そこまでは聞いていたはずなの。
涼介の母
だけど大型トラックに10人くらい跳ねられて
涼介の母
そのうち５人が軽傷なで済んだんだけど…
涼介の母
3人は重傷身体麻痺くらい？
涼介の母
そして2人が死亡なの。
美桜
へっ！？
涼介の母
その中で涼介は3人の重傷にあったの
美桜
そんな…
美桜
う…
美桜
もう海水浴なんて無理よね。
涼介の母
もう足が完全麻痺状態で
涼介の母
車椅子なしでは動くことが出来ないのよ。
涼介の母
そして
美桜
はい。
涼介の母
今は腕も麻痺しちゃったのよ。
美桜
そんな…
美桜
嫌です！
涼介の母
それが…もう…
美桜
ううっ
涼介
大丈夫だよ。
美桜
涼介？なんで？
涼介
こうして車椅子に乗れるから。
美桜
でもそう言えばお父さんは？
涼介の母
死んだのよね。
美桜
え？
涼介
うっ
涼介
初めて聞いた。
美桜
そうだったの…
ー夏休みー
美桜
よっしゃぁ！！
美桜
夏休みだ！
涼介
じゃあ海水浴行こっか。
美桜
うん。
美桜
水着はせっかく冬の安いうちに買ったのにもう要らないねw
涼介
うん。
その日は海水浴を見るだけだった。
いつかは…
また泳げるようになって欲しいことを願っていると
高３の春。
重傷の手術を失敗し呆気なくこの世を去った。
だけど今でもまだ
海水浴を1人で眺めている
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
