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テラーノベル(Teller Novel)

高橋が隣に居ない移動教室の時だった。

高橋は彼女に呼ばれたとかで

ダッシュで階段を駆け上がっていった。

最近高橋は女の子から呼び出されることが多く、

毎時間ヘトヘトになって帰ってくる。

理由を聞けば、

"なんでもない"

って言ってすぐに夢の中。

高橋がいないと妙に静かだし。

まぁ、廊下を歩きながらブツブツ独り言言いながら歩くのは

さすがに変人だからやめるけど。

あのクソ男はもちろん、

女の子に囲まれてるから暇じゃないよね。

本当にあのクソさをみんなに教えてあげたい。

女子

Aねーね!

女子

A高橋くんの事聞いた!?

"聞いた聞いた!!"

廊下で固まる女の子達。

なんでわざわざ違うクラスまで行ってまで話す必要があるのかね。

休み時間なんて短いのに。

睨んでいることがバレないように下を向いて、

女の子の固まりを避けて通ると、

"高橋くんって好きな人いるんだね!"

聞き捨てられない言葉が。

わざと筆箱を落として

ゆっくりしゃがみながら後ろに耳を傾ける。

女子

なんか、彼女とかから夏祭り誘われてるらしいけど、

女子

"好きな人と行きたいから無理やねん!"

女子

って言ってるらしいよ!

女子

え、それまじ!?

女子

まじまじ、

女子

好きな人いるとか聞いたこと無かった〜

女子

可愛い子かな?

女子

絶対可愛いでしょ!

女子

高橋くんが好きになる女の子だよ!?

女子

好きな人いるから最近付き合い悪いのかな?

女子

だとしたら冷めるよね〜

好きな人?…高橋に?

そんなの聞いたことないけど居たんだ。

いつもは彼女一人出来る度に

"なぁゆうか!"

って笑顔で報告するくせに。

大事な事とか教えないよね。

あいつ。

まぁ、後で詳しく聞いてみるか。

あいつが寝る前に聞けばきっと大丈夫。

…好きな人と夏祭りいきたいから、か。

…え、待って、私は?

好きな人と行きたいなら私は?

私邪魔すぎん?…え?

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コメント

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前前前世から神だったゆうかって現世も神で来世も神だね。←

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