今の時代

生まれた瞬間に

寿命が分かる

それは良いときもあれば

悪いときもある

そんな世の中に生まれた

2人の恋人の話だ

今年高校を卒業する俺は…

すでに生きたいなんて思っていなかった

俺の彼女

超馬鹿でまだアルファベットも 書けない

でも…

彼女は来週死ぬ

今日も約束した

遊ぶ約束 を

幼なじみでいつも一緒だった

あいつがいなくなるなんて

信じられない

まあ、そんなことは置いておいて

今日は窓から飛び降りよう

窓を開けて…

ぼふっ！！

なぜか運の良すぎる僕は

何度死のうとしても死ねない

いつも死のうとしてる僕を

みなみは励まして

自分の最後の人生を

僕に使ってくれようとしてる

しまった、声に出た

そんな誰でも過ごしてそうな

簡単な日々

いつもと違うのは

僕の複雑な気持ち

次の日も

次の日も

そのまた次の日もー

ずっと僕を

励ましてくれてた

みなみが死ぬ前日

今日もいつもみたいに話した

あぁ、やっぱり死なないなこいつ

とか思った

でも…

翌日

いや、なにを驚いているんだ俺は

だって、心の奥底ではわかってたじゃないか

で、でも

涙が止まらない

なんでだ？

遺書

これが遺書かぁー

初めて書くからなんて書けばいいか

わかんないやー

まあ、単刀直入に言うとー

私やっぱり死ぬの怖い…

死にたくないよ…

まだ、俊とアイスクリーム食べたい…

少しずつ手に力が入らなくなるんだ…

これを読んでるって事は私死んでるんだよね…

私最後まで俊といれて

幸せだった

俊は臆病で

優しくて

誰のことでも気遣える

超絶いい人だよ

だから

これからも私の分も

多くの人の事を助けてあげてね

俺のせいみたいじゃん

どーも、作者の色人でーす

今の社会

死にたい人はたくさんいると思います

でも、世の中には生きたくても

生きられない人がいるんです

だから、力強く

前だけ向いて

支えあって

生きていきましょう！！！！