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2

帽子屋✖️ハートの女王

♥

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2024年04月12日

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ここはハートの女王のお城

At

あんのっ、帽子屋め!///

Ak

女王、落ち着いてください💦

At

落ち着いていれるか!///

女王ことあっとは顔を真っ赤にして怒る

At

わ、私にキスしてきたんだぞ!///

At

何故だ………///

怒りの原因は帽子屋からの突然のキスらしい

家臣のあっきぃは落ち着くように促す

Ak

帽子屋を呼びましょうか?

At

い、いや!!//絶対呼ぶな!

At

~っ//

Ak

(……可愛いな)

At

…私は、もう休む

At

あっきぃも早めに休んでくれ……

Ak

了解しました

Ak

(ぷーのすけ、やるな~)

あっとは部屋に入り、あっきぃはその姿を見届ける

あっきぃは帽子屋ことぷりと友人であり、あっとのことが好きなことは知っていた

何故キスしたのか経緯を聞きたくてあっきぃはこっそりと城を抜ける

ハートのお城から少し離れた庭園にぷりが紅茶を飲みながら座っていた

Pr

来たか…

Ak

ぷーのすけ、何があったの??

Tg

それ、俺も聞きたいな~

「ちぐ」ことチシャ猫は突然姿を現す

Ak

ちぐちゃんお茶どーぞ

Tg

いただきまーす

Pr

というかちぐは全部見とったやろ

Tg

えへへ~バレてたか

Ak

あっと、真っ赤になって怒ってたよ

Pr

だって…

Pr

帽子の試着だけなのに、緊張してたから可愛くて…

Pr

…めっちゃ可愛いから衝動的にキスしてしもうた

Tg

あ~確かにあれはちょっと震えてたね

Ak

しっかり見てたんだね

Tg

(ノ≧ڡ≦)☆

Ak

まぁ…ぷーのすけが悪いかな?

Pr

また会ってキスしたいし、抱き締めたい

Tg

わぁお

Ak

わぉ

Ak

明日の機嫌次第だけど、ちょっとお城覗いてみる?

Pr

ええんかっ?!

Ak

めっちゃ嬉しそう(笑)

Tg

俺もまた覗こっと

Pr

2度目はないで

Tg

こわいよ~ぷりちゃん

そう言うとちぐは姿を消した

Ak

ほんと機嫌次第だからね💦

Pr

わかった

それからあっきぃはお城に戻った

翌日あっとは平穏を戻していた

意外に引きづらないのかとあっきぃは関心していたが、良くない1報が届く

Ak

女王様…

At

どうした?

Ak

女王の庭園で、白いバラが咲いたそうです

At

なにっ?!

あっとは庭園に向かうと1株だけ真っ白なバラが咲いていた

At

…どういうことだ?

Kt

す、すみません💦

Mz

赤を植えたつもりが、真っ白に咲いていて…

At

私が赤いバラを好きなことは知っているだろう?!

Kt

はい、存じております…(震)

あっとは怒りを抑える

怒るほど、白いバラが嫌いなのだ

At

白いバラはそこだけだな?

Mz

はい!

At

次からは気をつけるように!

At

(ちょっと言い方怖かったかな…)

Kt

は、はい!

あっとは庭園の後に城に戻った

~夜~

At

(ちょっと気になるなぁ…見に行こうかな💦)

Ak

(多分「ちょっと気になるなぁ…見に行こうかな」って思ってるはず)

At

あっきぃ…

Ak

はい?

At

少し夜風に当たってきてもいいだろうか?

申し訳なさそうにあっきぃに尋ねる

Ak

(可愛いなぁ…)

Ak

いいですが、風邪をひかないようにしてくださいね

At

…わかった

あっとは1人庭園に向かう

Ak

ちぐちゃーん居る?

Tg

はいはーい

Ak

あっとのこと、よろしくね

Tg

了解(((o(*゚▽゚*)o)))

ちぐはクルンと空中を回ると消えた

あっとは1人庭園のバラを眺める

夜の庭園は月明かりのみが灯り代わりだが、夜目がいいので問題では無かった

昼間よりは夜の方がいい…あっとは真っ赤なバラを見つめる

At

(兵士たちに頼んだバラはどうなったかな…?)

At

あっ…

1株だけ真っ白だったバラは見事に真っ赤になっていた

At

嬉しい…

あっとは嬉しくて愛でるようにバラを触る

パキっ

At

!?

At

…誰だ?

何かが折れた音がしたが何も反応がない

At

………

At

…あっきぃ??

Pr

……俺や

At

帽子屋!?

あっとはその場を去ろうとしたが、ぷりがすばやく腕を掴む

At

離せっ

Pr

嫌だ…

掴んだ腕をそのまま引き寄せ抱きしめる

あっとは抵抗しようするが、バラが近くにあり思うようにできずにいた

抱き締められるとぷりの心臓の音がハッキリ聞こえ、変な気持ちになる…

At

………帽子屋

Pr

……「ぷり」と呼んでくれ

At

ぷ、ぷり……?

Pr

なんや…?

ぷりは腕に納まるあっとの頬を撫で、上を向かせる

月明かりで照らされたぷりにあっとはドキドキする

At

(なんでドキドキするんだ……///)

Pr

なんか見つめられると照れるな…

At

(あっ……顔が、近い……//)

ぷりは顔を近付かせるとあっとの赤い唇に口付けた

月灯りの下で2人は触れるだけのキスをする

優しくも甘い口付けにあっとはたまらなくなる

At

(前にされた時と違う…)

At

(嫌い……じゃ、ない……///)

At

(どう、しよ………っ///)

モヤモヤ考えるあっとに、ぷりはキスで応える

触れるだけの優しいキス

夜風とともにバラの花びらが舞う

これからの2人を応援するかのように、バラの花びらは2人を包む

Ak

ちぐちゃーん??

Ak

どうだった?

Tg

あっきぃ~

Tg

あの2人くっつくのも時間の問題かも❤

Ak

そっかぁ~

Tg

バラの花びらが舞っててロマンチックだったよ~~

Ak

ちぐちゃん、ありがとう

Ak

…さて

ぷりとあっとの関係はこれからどうなるのか…

あっきぃは楽しくて仕方ないと思うのであった

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