──先輩と話すようになったのは、一年前。
卒業式へ向けての活動が始まり。
─係で─
先生「二年生のリーダーは○○と○○、一年はさらだ!」
先生「いいかー、この係は学校全体を 飾り付けるのが目的だ。それを忘れずにな」
先生「それじゃあ早速グループに別れて。 それぞれのグループに部長がいるから 部長中心に作業を進めてくれ。 それじゃあ各自初めて!」
そう言われ、私は自分のグループへ向かう。
佳祐
佳祐
それに続き、ほかの二年生も言っていく。
佳祐
そう言われたが 、誰も口を開かないので 仕方なく口を開いた。
さら
さら
私が言い終わると、一年生もそれに続いた。
全員が言い終わり、再び部長に視線が戻る。
佳祐
佳祐
佳祐
部長の声を合図に、数人の手が上がる。
佳祐
佳祐
佳祐
そうして、私達は二組に別れた。
私は廊下ね。
廊下は部長、二年生の女子、一年の男子、私の四人。
佳祐
佳祐
当たり前だけど誰も手を挙げない。
佳祐
佳祐
佳祐
さら
佳祐
佳祐
さら
佳祐
佳祐
部長の問いかけに、二人もうんうんと頷く。
佳祐
さら
さら
佳祐
佳祐
それから二週間。
本当に忙しかった。
さら
佳祐
佳祐
さら
さら
時には人手が足りなかったり。
さら
佳祐
佳祐
さら
さら
さら
佳祐
さら
忙しすぎて手が回らなかったり。
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
さら
佳祐
佳祐
佳祐
さら
それでも何とか形にした。
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
壁には波打つ花の海。
天井には吊るされたたくさんの鳥。
どれもすごく綺麗に見える。
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
佳祐
さら
──これが、先輩との始まり。
まさに、ここが全ての始まりだった。
卒業式も終わり、太陽が照りつけるようになった6月下旬。
あの一件以来、部長との接点は無くなった。
だが、思わぬ所できっかけは生まれた。
その日、私は全校朝会で話す事になっていた。
内容は委員会の事。
先生「それでは、○○委員会の菊田さん、お願いします」
さら
背筋を伸ばし、前に歩いていく。
さら
さら
書いておいた紙を少し見ながら、話していく。
さら
これで終わりだ、そう思った瞬間。
さら
噛んじゃった…!
恥ずかしさと焦りで泣きそうになりながら、 なんとか終わらせる。
さら
言い終わると同時に礼をし、そそくさと元の場所へ戻る。
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