鈍い頭痛と日差しが眩しく、目が覚める。

時刻を見ると、まだ4時ほど。

１階に降りる

お姫様抱っこしてTomの部屋まで移動した。

そっとベッドにTomを下ろす。

リビングに戻り、薬とコップに水を持って、ベッドの近くのテーブルに置いた。

そう言って、部屋を出た。

起きてから4時間ほど。

適当なテレビをつけて見て、 飽きてはHENTAI本を読む。 みんなの寝ているうちにベーコンを焼いて食べて、 静かな時間を満喫していた。

初めてのことで苦戦しながら、何とかお粥を作って、スポドリとバナナと一緒にTomの部屋に持っていく。

Tomが起きた。

バタン。

ふと、視線を横の棚に移す。

見慣れないものが置いてある。

ぐるる、と腹の虫が鳴った。

お腹が空いているのがわかって、ベッドに座ったままで不意にお粥に手を伸ばした。

はふはふと熱いお粥を食べて、スポドリで喉を潤した。

静かに手を合わせる。

不意にスポドリのラベルに違和感を感じて、裏側を見た。

癖の強い走り書きの筆跡で、 『自分のキャパくらい把握しろよ？ 今日は休め』 とあった。