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急に道枝くんが居る
くるみ それな( ・∇・)←
ゆきって奴苦手やなー
朝から見せびらかす
"嫌なもの"
を通りすぎると、
やっとついた。
救世主学校。
道枝と二人でもうダッシュで教室に駆け込んだ。
教室につくと、
冷たい風……
ではなく、
もわっとした生暖かい空気が。
その瞬間、
ギリッと上を見上げて高橋を睨み付けると、
苦笑いしながら視線をそらす。
ゆうか
高橋恭平
高橋恭平
ゆうか
高橋恭平
そういいながら落ち込む高橋。
私はそんな高橋を追い抜かして窓際の席へ向かう。
クーラーがつくまで、
窓を開けてすずもう。
しかし、
夏だからか、その風は生緩い。
ふざけんな。
ゆき
高橋が遅れて席に座ると、
奥から聞こえてきたのは、
高い声。
それは馴れ馴れしく、
下の名前で呼んでいる。
多分高橋の彼女だろう。
こう見えても高橋は、
"ルックス"のおかげで
結構モテる。
だから、
彼女は何人かいる。
飽きては捨て、
飽きては捨て。
それでも嫌われないのは、
さすが高橋。
私から見たら
ただのクソ野郎にしか見えないんだけど、
どうしたら高橋のように、
なんにもしなくてもモテるの?
別にモテたい訳じゃないけど。
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
ゆうか
ゆうか
ゆうか
高橋恭平
高橋恭平
ほら。
やっぱクソ野郎。
彼女の名前覚えてないとかクソかよ。
私が彼女だったら速攻首絞めてるわ。
高橋恭平
高橋恭平
ゆき
ゆき
ゆき
高橋恭平
高橋恭平
高橋恭平
ゆき
ゆき
高橋恭平
そして、
薄々は気づいてるけど、
高橋と関わってる今、
私がどんな印象になってるかなんて。
ただ、
高橋が無駄に心配するのが嫌で、
見て見ぬふりをしているだけ。