母親は後悔した
娘を遊園地に連れていくんじゃなかった
母親は仕事で忙しく
娘を遊園地に連れて行ったことがない
でも娘は文句を言わず
いつも母親に買ってもらった人形で遊んでいた
心配した母親は仕事を休み
遊園地に連れて行くことにした
娘
わー!
娘
ゆーえんちい!!
娘が楽しそうでよかった
ふと母親が上を見上げると
入り口の看板に「楽しんでね!」
と書かれていた
次の日
娘は死んだ
娘は4歳でやっとひらがなを覚えたばかりの小さな小さな女の子だった
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
解説
「楽しんでね!」
と書かれていた
娘はやっとひらがなを覚えたと書かれていた
当然ながら漢字は読めない
楽をのけるとしんでね!
娘にはそう見えたのだ