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続き投稿ありがとうございます❣️ 主様やっぱり天才すぎる✨ これからも応援してます!! 頑張ってください(๑•̀ㅂ•́)و✧
1ヶ月以上放置してました。大変申し訳ございませんでした (土下座)
※今回ニキさんのキャラ崩壊がえぐいです ※作者は未成年ですので、お酒をどんぐらい飲んだら酔うのかという程度が分かりません。お許しください。
対戦よろしくお願いします!!!どうぞ!
まだ冴えない目を擦りながら、とぼとぼとリビングに向かう。入ってみると、リビングはとても閑として、人の気配を感じなかった。ボビー?とそっと名前を呼んでみても、最愛の人からの返事は、どこからも聞こえてこなかった。
よく耳を澄ますと、風呂場の方から微かにシャワーの流れる音が聞こえる。俺は大体のわけを察し、仕方がないので、ソファーに腰掛け、スマホをいじりながら彼のことを待った。
ニキ
ボビーは純粋無垢な僕とは違って、まぁ女癖が悪い。月に一回ほど、必ず配信者やらインフルエンサーやらを取っ替え引っ替えにデートに誘っているらしい。はっきり言って、屑だ。本当のことを言うなら、こんなこと今すぐ辞めてほしい。しかし、やめて欲しいなんて言っても、なんで?と聞き返されるだけだし、そもそも親友とは言っても、互いのプライベートのことは口出ししないようにするという暗黙の了解がある。だからそんな話を聞くたびに耳を塞ぐ日々だ。 ……しかしまぁ、こんな屑を本気で好きになってしまっている俺も俺なのだが。
ニキ
俺は自嘲の笑みを浮かべる。こんなやつ好きになっちまって、バカだな。俺。
ニキ
やっぱり彼のことを諦め切れないのは、そんな彼の屑っぷりに負けないぐらい、彼が魅力的だったから。
優しくて、一生懸命で、真面目で、俺よりは下だけど面白いし、まぁ…認めたくないけど、そこそこイケメンだし…。あ、後、意外とまめで、話の聞き方がうまいし、酔うとすぐうとうとし始めるの可愛いし…。
ニキ
ふと、俺は自分がボビーのことを考えて、自然と笑みを零していたことに気がつく。それに気がついた瞬間、一気に羞恥がこみ上げてきて、顔が熱くなる。今ここにボビーがいなくて本当によかった。多分、いたらめちゃくちゃにいじられていた。
ニキ
ホストにハマる人の気持ちって、こんな感じなんだろうかなどと考え、俺は一人、誰もいないリビングでくすくすと笑い声を立てていた。
ニキ
ほろ酔い一本ぐらいなら問題ないだろう。確か、ボビーの家の冷蔵庫に少しあったはず。
俺は勢いよくソファーから立ち上がり、その勢いのまま冷蔵庫へ足を進めた。
風呂から上がり、気持ちを切り替えてニキの接することに決めた俺は、リビングの前で自分の頬を二、三回ぺちぺちと叩き、ドアノブに手をかける。
しろせんせー
そう自分に言い聞かせながら、今来ましたよ、という風を装いながら、澄ました顔でドアを開ける。
しろせんせー
しかし、俺は彼の姿を見て、すぐさま言葉を失ってしまった。
ニキ
呆然と立ち尽くす俺に、ニキはふらふらと手を振る。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
見るからに火照った顔、とろんとした目、それから彼のこのふわふわとしたやけに呑気な口調…。
しろせんせー
よく見ると、ニキの横に置かれている足の短い丸テーブルの上には、確かに空き缶が2、3本転がっていた。…ん?待てよ。ここ、俺の家だよな?んで、今ニキが飲んでる酒は?
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
俺が怒鳴るのも聞かず、ニキはどんどん酒を開けていく。むしろ冷静になった俺は、うちにこんなに酒あったかなぁ…などと考え始めたが、我に返り、いやそんなこと気にしてる場合か!と自分で自分にツッコミを入れるという謎の一人漫才が誕生した。そんな慌ただしい様子の俺を見て、ニキはけらけらと笑っている。
ニキ
しろせんせー
そんなニキの様子に、とうとう呆れて叱るのもやめた。どうせ今のニキにどんだけ叱っても、話なんて聞くわけがない。
しろせんせー
仕方なくニキから少し離れた場所に腰を下ろすが、ニキはぐっと距離を縮め、俺の顔を覗き込んでくる。いつもとは違った色っぽい表情と、その遠慮のない距離に、一瞬ドキッとするも、若干の恐怖が俺を冷静にした。
暫く無視を続けたが、未だ飽きずに顔を見つめてくるニキに痺れを切らし、何?と聞くと、今度は突然、くすくすと笑いだした。俺が不審そうに見つめ返すと、そのままの表情でニキが口を開く。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
さりげないディスに思わずツッコミを入れると、ニキは不思議そうな顔で、こてん、と首を曲げる。いつもはしないあざとい仕草に危うく心を奪われそうになった。本当に調子が狂うのでやめていただきたい。
俺がそんな風に苦悩していることはつゆ知らず、ニキは色っぽい笑みを浮かべて喋り出す。
ニキ
ニキ
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
俺は思わず破顔した。こんなこと、普段のニキだったら絶対に言わないだろう。ただひたすらに俺への感謝を虚ろに吐露するニキに対して、心のどこかで庇護欲が蠢いているのを感じる。これが母性というやつなのだろうか。
暫くそのままにしておいたが、7本目に手を伸ばそうとした時には流石に止めた。二日酔いなのに、これ以上飲ませたら普通に体調を崩してしまう。しかしまぁ、家主でも把握してない量の酒を、一体どこから見つけ出してきたのやら。
しろせんせー
ニキから酒を遠ざけると、ニキはムッとした表情で俺を睨む。しかしそんなことは無視して水の入ったコップをニキに渡すと、不貞腐れた態度を取りながらも、さんきゅ。と小さくお礼を言うニキの声が聞こえた。
暫くした後、少し酔いが覚めたのか、ニキは小さなため息をつく。
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
今さら酒を飲んだことを後悔し始める始末。呆れた。自分から人ん家の酒漁って飲んだくせに。
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
色んな意味で。
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
すると、さっきまであんなにペラペラとお得意のお喋りを続けていたニキが突然言葉に詰まった。
ニキ
しろせんせー
純粋な疑問を投げかける俺に対して、ニキはというと、さっきから目が泳いで、ちっともこっちを向いてくれない。相当言いにくい理由なんだろうか。しかし、人ん家をこんなに荒らしたのだ。ちゃんと理由を話してもらわなければならない。ニキは少し考えた後、ハッと顔を上げ、ボビーさん…とやけに胡散臭げにすり寄ってきた。
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
即答。そりゃそうだろ。体壊すわ。
ニキ
しろせんせー
その後も一缶、一缶だけでいいからとしつこくねだるニキだったが、ダメの一点張りにとうとう諦めたようで、俯き、ため息を一つついた。それでもやっぱり話始めるのを躊躇っているようだったから、そんなに言いにくいことなのか?と聞いてみると、ニキは小さく頷く。
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
正直俺は、かなり困惑していた。ニキとは長い付き合いだからわかるのだが、こいつは隠し事が嫌いだ。それに、理由無しで人の部屋を勝手に漁るような真似は絶対にしないはず。なのに、今は誤魔化してばっかり。俺はそんな態度を続けるニキに段々とイライラしてきて、少し強めに当たってしまう。
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
ニキ
しろせんせー
ニキ
しろせんせー
玄関へすたすたと歩くニキを止めるため、俺はニキの腕を掴んだ。しかし、簡単に振り解かれてしまう。
ニキ
バタン、と勢いよくドアが閉まった。俺は振り解かれた手を見ると、すぐにどうしようもない怒りが押し寄せてきた。
しろせんせー
すぐそばにあった、空のペットボトルを投げつける。しばらくその場に立ち尽くした後、しゃがんで、投げつけた空のペットボトルをゆっくり丁寧に拾った。その虚しさを誤魔化すために、俺はまた、一つ小さなため息をついた。
ここで切ります。なんか、ニキさんが面倒くさい女みたいになっちゃった。本人絶対こんなんじゃないと思います。そして、次回は我らの最大の味方であるあのお方のお力を拝借していきます。
そして私、更新してないくせにちゃっかりTwitterを始めてみました。@wa5_minです。ちょこちょこ女研とかのfaを上げたりなんなりしてるので、こっちも是非フォローしていただけると嬉しいです。ついでにいいねもよろしくお願いします(強欲)
投稿頻度上げられるよう頑張ります。では