私は小さい時から 仲良しの「梨深」という親友が居る。
私達は幼稚園や小学校もたまたま同じだった。
秘密基地も作った。
その秘密基地は冬になると、 綺麗な凍った雪の道が出来た。
だから、私達はその凍った道で 滑ったりして遊んだ。
雪
ここ、めっちゃ滑るね!
梨深
うん笑
冬だけだけどね
冬だけだけどね
雪
スケートみたいで楽しいよね。
梨深
私達、スケート場行かなくてもここでスケート出来るじゃん笑
雪
うんww
見たいな感じで冬限定の凍った道が出来ていた。
なのに、ちょっとショックだった。
雪
え、嘘じゃん。
梨深
あらら。
そこは新しい家が出来る予定の建設場になっていたのだ。
梨深
まぁ、しょうが無いね。
雪
しょうがないけど…
楽しかった今までの思い出が消え去ったようで嫌だった。
しょうがないけど…
無くなるのは嫌だ。
楽しかったのに。 せっかく2人の秘密基地だったのに。
この時は小5だった。
小6の冬
とうとう新しい家は出来てしまった。
雪
あーあ。
梨深
とうとう出来ちゃったね。
思い出の場所に新しい家が。
思い出の場所に新しい家が。
雪
うん。
梨深
この家、売れたら良いね。
雪
そうだね。
ちょっと悲しいけど、
売れるといいな。
ちょっと悲しいけど、
売れるといいな。
今まで、有難う。 楽しかったよ。 私達の秘密基地。 有難う。