先生
はいじゃあ、3時間目はここまで。
ヤバい…全然わからなかった…
私が青ざめてると、クラスのイケメンボーイ…りおんくんが話しかけてきた
りおんくん
かのん、授業の内容わかった?
彼の美しい笑顔に思わずドキッときてしまう…
かのん
うっ、ううん。全然…
私が苦笑いをしていると、りおんくんが近づいてきて私の書いたノートをのぞきこんできた
…近い…
りおんくん
どこがわからなかった?俺でよければ教えるよ。
りおんくんの顔が近すぎてさっきから心臓がバックバックいっている。
かのん
えっ、えーと…このAくんの心情が…
りおんくん
あーそこ難しいよね。そこは…
彼が近すぎて、教えてくれる内容が全く入ってこないッ!
かのん
(だめだ。落ち着けかのん。大丈夫。大丈夫。大丈夫…)
りおんくん
かのん?
かのん
あひゃ?
唐突なことに私は変な声を出してしまった。
りおんくん
…聴いてた?
かのん
ごめん…りおんくんがち、ち、近すぎて…/////
りおんくんは一瞬びっくりした後、すぐに笑顔を向けた。
りおんくん
なんだ、そんな理由か。
彼の優しい笑顔があまりにもかっこよくて心臓が異常に高鳴った。
かのん
そんな理由って…け、結構…私にとってはヤバいんだけど…
私の顔はきっと耳まで真っ赤だろう…
りおんくん
俺だってヤバいよ。
彼が私に囁いた。
かのん
え……今、なんて?
りおんくん
なっなんでもない/////
彼の顔も耳まで真っ赤だった…
私、りおんに恋しちゃいました。