/s/[storyId]/_components/heading/assets/back_arrow_icon.4081080bcaba67b8.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/report-container/assets/more-icon.20cfac1b79e24f56.svg){kind=icon}
/s/[storyId]/_containers/next-in-series-container/next-in-series/assets/list-icon.c10ab777f3210550.svg){kind=icon}
作品ページ
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
タイトル、作家名、タグで検索
電車の中でも寝る前のベッドの中でもサクサク快適に。
もっと読みたい！がどんどんみつかる。
「読んで」「書いて」毎日が楽しくなる小説アプリをダウンロードしよう。
竜ちゃんがいなくなって、もう1週間になる
未だに足取りすらも分からない
生きているのかも分からない
一体、どこに行ったの…？
1週間経った今でも、オフィスは竜ちゃんの話題で持ちきりだった
こんなこと初めてて、情報も少なくて
みんなほぼ諦めかけていた
そして昨日、蘭ちゃんが倒れた
原因は疲労と寝不足
ご飯も食べてなかったらしく、かなり弱っていた
命に別状は無いものの、点滴による栄養補給とベッドでの回復を余儀なくされた。
蘭
夢
ベッドに横たわる彼は今にも泣きそうな、悲しみを帯びた表情をしていた。
鶴蝶
鶴蝶
夢
夢にそう伝え、鶴蝶は部屋を出て行った。
夢
夢
夢
夢は蘭を起こさないように、声を殺しながら涙を流した。
ピロンッ
夢
夢
夢はそんなことを思いながら、通知音の鳴ったポケットに手を入れた。
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢は当てずっぽうで、パスワードを打ち込んだ。
夢
夢
スマホを開いた瞬間、夢は自分の目を疑った。
スマホ画面に映されたのは、一枚の写真
その写真には、鏡の人物が竜胆の手を掴み鏡の中へ引き込む様子が写っていた。
夢
夢
ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ、ﾌﾟﾙﾙﾙﾙｯ
夢が意味の分からない状況に困惑していると、突然電話がかかってきた。
夢
夢
夢
夢は怪しみつつも、意を決して電話に出た。
？？？
夢
夢
？？？
？？？
夢
ﾌﾟﾂｯ、ﾂｰ…ﾂｰ…
夢が状況を理解する前に、電話は途切れた。
夢
夢
夢はいても立ってもいられず、椅子から立ち上がり部屋を出て行った。
蘭
【女子トイレ】
夢
トイレに着くと、夢は急いで鏡へ向かった。
夢
夢
竜胆
夢が鏡に向かって声をかけると、鏡に竜胆の姿が写った。
夢
夢
竜胆
竜胆
竜胆
夢
竜胆
竜胆
夢
夢は涙を拭いながら、竜胆の言われた通りに手を鏡に合わせた。
すると2人の手は、鏡を通り抜けお互いに触れ合った。
竜胆
夢
竜胆
「待て！！」
夢
「夢、その手を離せ！！」
夢
竜胆
夢
「俺が捕まったのは、ただの実験体にすぎない」
「こいつらの本当の狙いはお前だ！！」
夢
竜胆
竜胆
竜胆
ガッ！！
すると鏡の人物は、掴んだ夢の手を自分の方へ引っ張った。
夢
夢
竜胆
夢
夢
夢
鏡竜胆
鏡竜胆
すると鏡竜胆は涙ぐむような、悲しげな声でそう言った。
鏡竜胆
鏡竜胆
夢
ドゴッ！！
鏡竜胆
夢
竜胆
すると竜胆はそう叫び、鏡竜胆を思いっきり殴った。
夢
竜胆
夢
鏡竜胆
竜胆
竜胆
ﾊﾟｷﾊﾟｷｯ…
すると突然、鏡から異様な音が聞こえてきた。
夢
竜胆
竜胆
竜胆
夢
鏡竜胆
鏡竜胆
鏡竜胆はそう叫ぶが、竜胆には聞こえておらず2人は手を握り合った。
ｶﾞｼｬｧｧｧﾝｯ!!!!
そして2人が手を合わせた瞬間、鏡が大きな音を立てて割れた。
蘭
目を覚ました蘭は、フラフラとしながら壁伝いに廊下を歩いていた。
蘭
蘭
蘭
ｶﾞｼｬｧｧｧﾝｯ!!!!
蘭
蘭
【女子トイレ】
蘭
蘭
蘭が中を覗いてみると、洗面台の鏡は割れ、壊れた水道から吹き出した水が床を侵食していた。
蘭
蘭
蘭
すると蘭は、ドアの外れた個室の前で倒れている人物に気がついた。
蘭
それは、蘭の最も知る人物だった。
蘭
蘭
急いで駆け寄るが竜胆から返事はなく、頭からは鏡の破片で切ったのか血が流れていた。
鶴蝶
蘭
鶴蝶
鶴蝶
蘭
蘭
鶴蝶
鶴蝶
鶴蝶
蘭
鶴蝶
鶴蝶はそう言って、竜胆を連れてトイレを出て行った。
蘭
蘭
私どうなったんだろ…
竜ちゃんと手合わせたら、いきなり目の前が真っ白になって
そのまま意識消えたんだよね
まあ、もう起きてるんだけどさ
でもなんかここ、暖かくて寝心地いいんだよね
もうちょっと寝てようかな…
？？？
誰だろ、声が聞こえる…
？？？
なんか知ってるな、この声
？？？
うーん、この声は知らないわ
でもいい声してる…
誰なのか確認したいし、そろそろ起きるか
？？？
？？？
夢
夢
？？？
夢
？？？
夢
夢
夢
夢
夢
夢
夢
マイキー
夢の目の前には、中学時代のマイキーと金髪三つ編みの大柄の男がいた。
マイキー
？？？
夢
夢
？？？
夢
夢
？？？
マイキー
ケンチン？
夢
夢
マイキー
ケンチン？
マイキー
ケンチン？
ケンチン？
マイキー
ケンチン？
夢
夢
夢
マイキーの笑顔を見た夢は、そんなことを思いながら少し悲しげな表情を浮かべた。
マイキー
夢
マイキー
夢
マイキー
マイキー
夢
マイキー
夢
ケンチン？
夢
ケンチン？
To Be Continued…