仁
もうそろそろクリスマスだな...
日付を見たら今日は12月23日
クラスの皆はもうクリスマスムードに入っていた
美月
じーん!
仁
わっ...なんだ美月かよ...
美月
なんだって酷いな~w
目の前にいる女子は美月
俺の幼なじみだ
まぁ....漫画とかでよくある俺はこいつに片思い中なんだ
美月
ねぇねぇ!
美月
仁は何かクリスマスに欲しいものとかないの?
仁
欲しいもの?
美月
あっ、お願い事とか!
仁
ん......
仁
おれは× × × 。
美月
ごめん、声小さ過ぎて聞こえなかった~(笑)
美月
もう1回言って?
仁
言わねぇよばーか
口が裂けてもこいつに言えるわけが無い
仁
逆にお前は欲しいものとかお願い、ないのかよ
美月
ちゃんとあるもん!
仁
じゃなんだよ?
美月
私はね....
美月
美月
今年も皆が幸せに、笑顔でいられまるようにってお願いするんだ!
仁
.....お前らしいな(笑)
本当にお前は優しいな
仁
あ、やべ次の授業始まる
美月
ほんとだ!
美月
じゃまたね~
そう言って美月は自分の席に戻った
学校から帰り俺はベットに体を預けた
仁
あぁ....
仁
また....言えなかったなぁ.
仁
俺の意気地無し、
そう、ずっと隠し続けていたこの想い
伝えよう、伝えよう
そう思ってもやはり口が上手く動かない
仁
どうすっかな....
ぐずぐずしてると他の奴に取られてしまう
仁
そうだ..これなら..!!
仁
もしもし?
美月
どうしたの仁?
仁
いや...クリスマスの日って空いてるか?
美月
特に予定はないよー!
仁
じゃさ...その日一緒に買い物とか行かね?
美月
行く行く!
仁
了解、じゃまた明日学校で
仁
良かった....
仁
断られたらどうしようかと思ったぁ...
仁
よし、これで作戦を練ろう
仁
クリスマスが待ち遠しいな...
クリスマス、早く来ないかな
そんな思いを抱いて俺は寝た
クリスマス当日
仁
お、おはよ
美月
あ、おはよう仁!
心臓がうるさい...
仁
それじゃ行こ
美月
うん!!
そうして俺は美月と歩き始めた
ある思いの1つを胸に抱きながら、今この瞬間を楽しみながら
そうして夜になるまで俺と美月は遊んだ
買い物をしたり、映画を見たり、アトラクションに乗ったり、何かを食べたり
一分一秒がとても速く流れていたような気がした
美月
仁帰ろ!
仁
.......
美月
仁?
仁
美月、これやるよ
美月
え?
そうして俺が手渡したのは
仁
真っ赤な赤く綺麗な薔薇の花
美月
あ、ありがとう
仁
家帰ってからでいいからこの花の意味調べてな
美月
どうして?
仁
いいから
美月
う、うん...
仁
それじゃまたな
美月
うん!じゃね!
美月
えっと....
美月
この薔薇の花の意味を調べろって...
美月
どういう事なんだろ?
美月
まぁ調べたら分かるか!!
美月
......っ!?///
美月
ちゃんと口で言ってよ...
美月
バカ仁
赤い薔薇の花言葉
「あなたを愛しています」 「熱烈な恋」