神
りの
神
神
神
りの
神
神
神
神
神
神
神
神
神
神
神
神
神
りの
りの
神
りの
こうして私は人間界に降りてきた
…和くんの前に。
でもまず、
私が天国に行った理由を説明するね
遡ること13年前____
私と和くんは4歳だった
同じ幼稚園に通っていて
産まれた病院も同じだった
いわゆる幼なじみだ。
親同士も仲が良かったため
毎日のように2人で遊んでいた
りのママ
りの
和也ママ
和也
りの
和也
りの
そして私の投げたボールが
転がっていった
りの
私は追いかけて走った
りのママ
ボールを追うのに一生懸命だった私
周りの声など聞こえず
ただただ追いかけた
ボールを拾いあげて横を見る
和也
和也ママ
私はトラックにはねられた
飛び出した私を避けさせようと
私の後を追いかけてきた和くんまで
巻き込んでしまったのだ
私はこの時に亡くなったが
和くんは何とか一命を取り留めた
その代償も大きく
和くんの記憶は全て無くなった
あの事故があってから
17歳になる今まで
和くんはこの事で私を恨んでいる
と思っていたのだが、
全然違った。
和くんは産まれてから4年間の記憶と
あの事故の事全てを
知ることなく生活していた
お母さんの気遣いだろう。
だから、
私と幼なじみだったことも
ずっと2人で遊んでいたことも
まず私が存在していたことすら 知らないのだ。
だから
和くんとぶつかった時
名前を呼びかけたけど
何もバレなかった
それから1ヶ月間
私は和くんとの生活を送った
とても幸せで、充実した1ヶ月間。
和也
告白されるって
そう思った
でも、もう消えかけてるって事も
少し分かった。
和也
りの
りの
りの
りの
和也
こうして私は消えた
りの
その場に泣き崩れた
とにかく涙が溢れ出た
神
私の前に神様が現れた
りの
私は過呼吸を起こしながらも
お礼を言った
りの
りの
神
神
りの
神
神
りの
神
神
りの
神
神
神
神
りの
りの
神
神
神
神
りの
りの
りの
りの
神
神
りの
神
神
りの